琉球のカークが帰化登録&IL抹消で復帰へ…日本代表入りへの思いも「沖縄を代表する選手に」
B1西地区首位の琉球ゴールデンキングスは1月30日、アレックス・カークの帰化選手登録が完了し、インジュアリーリストから抹消したと発表した。
現在32歳のカークは、211センチ114キロのビッグマン。ニューメキシコ大学卒業後、クリーブランド・キャバリアーズでキャリアを始め、Gリーグ、イタリア、中国、トルコを経て、2017-18シーズンにアルバルク東京へ加入した。6シーズンにわたって活躍し、2023-24シーズンに琉球へ移籍。12月1日に腰椎椎間板ヘルニアでインジュアリーリストへ登録されるまで、14試合の出場で1試合平均12.1得点7.6リバウンド1.1アシストを記録していた。
同選手はクラブを通じて、「この(日本人への帰化がわかった)瞬間は、私の友人、家族、そして私にとって人生を変える瞬間でした。ここ数日は涙と喜びに溢れていました。家族も私も、ここ沖縄で、琉球ゴールデンキングスの一員であることにとてもうれしく思っていますし、帰化選手としてキングスでプレーすることを誇りに思っています」と喜びのコメント。
また、アルバルク東京に在籍していた当時の同僚からも帰化へ向けてサポートを受けていたことを明かし、「私も渡邉飛勇選手や今村佳太選手といった選手たちと一緒に(日本代表入りへ)挑戦したいと思っています。もしその機会を得たら、日本だけでなく、新しい故郷である沖縄を代表する選手になりたいと思います」と、日の丸への思いも明かした。
帰化選手としてBリーグに登録されたカークは、水曜ゲームの31日・佐賀バルーナーズ戦から出場可能となる。
■ アレックス・カークのコメント全文
「この(日本人への帰化がわかった)瞬間は、私の友人、家族、そして私にとって人生を変える瞬間でした。ここ数日は涙と喜びに溢れていました。家族も私も、ここ沖縄で、琉球ゴールデンキングスの一員であることにとてもうれしく思っていますし、帰化選手としてキングスでプレーすることを誇りに思っています。今シーズン、ファンの皆さまやこの組織の基準を理解し、アジア最高のバスケットボールクラブとして皆さまと共にチャンピオンシップを目指すことが待ち遠しいです!もちろん、ファンの皆さまに力強いダンクやブロックを見せたいと思います。しかし、チームが試合に勝利し、天皇杯と西地区を制することに焦点を当てたいと思います。このチームには多くの素晴らしい選手がいますが、私は彼ら全員がより良くなることを助け、自分自身も向上させたいと思っています。そして、自分にはそれができると信じています。
私は日本で多くの日本代表の選手とプレーしてきました。田中大貴選手、安藤誓哉選手、竹内譲次選手など、彼らの多くが私に帰化申請に進むように常に後押しし、励ましてくれました。自分のチームメイトが日本代表でプレーし、その成功を見ることは私の誇りでした。そして、私も渡邉飛勇選手や今村佳太選手といった選手たちと一緒に(日本代表入りへ)挑戦したいと思っています。もしその機会を得たら、日本だけでなく、新しい故郷である沖縄を代表する選手になりたいと思います。サポートしてくれた皆さまに感謝し、キングスのユニフォームを着てコートに戻ることを楽しみにしています」