平均得点ランキングで3位につける島根の安藤誓哉「日本人選手が入るのはいい傾向」
1月28日、各地でB1リーグ第19節が開催され、島根スサノオマジックが横浜ビー・コルセアーズとアウェーで対戦。クラブは公式ホームページをとおして、試合後のコメントを伝えている。
前半から猛攻を仕掛けた島根は61-35で試合を折り返すと、最後は94-73で勝利。ペリン・ビュフォードが27得点10リバウンド9アシスト3スティール、津山尚大が19得点、ニック・ケイが18得点10リバウンドをマークし、2連勝を収めた。
キャプテンを務める安藤誓哉は、「バックトゥバックの2戦目でしたが、試合開始から強く入れることができました。2連勝できてホッとしています」と素直な心境を語ると、「『相手がどうこうではなく、自分たちのやるべきことを遂行する』と口で言うのは簡単なんですけど、それをどれだけ徹底するかだと思います。今日の前半に関してはそれができたんじゃないかなと思います」と、相手を圧倒した前半のプレーを振り返った。
この試合、安藤のプレータイムは前半の約10分間のみとなり、フィールドゴールのアテンプトは6本(うち3本成功)の9得点にとどまった。しかし、1試合平均では20.2得点を記録しており、リーグの平均得点ランキングでは、現時点で河村勇輝(横浜BC)と富樫勇樹(千葉ジェッツ)に次ぐ、3位となっている。
「今までだったら外国籍の選手がズラっと並ぶランキングに、日本人の選手がこうやって入ることはいい傾向なんじゃないかなと思います。僕自身はプレータイムが長いので、シュートアテンプトも増えますし、ほかの選手より得点が取れるチャンスは多いのかなと」
リーグとしての変化や成長を感じつつも、当事者としては謙遜して語る安藤。さらに、「3ポイントのアグレッシブさはもちろんなんですけど、ペイントエリアにアタックするバリエーションも増やしていきたいです。3ポイントだけで得点を取るのと、いろんな得点の取り方をするのでは、ゲームを通しての流れや見栄えも変わってくるので、個人の目標にしています」とも話しており、現状に満足している様子は一切ない。
キャプテンが「我慢強い選手が多いのが一番の強さ」と太鼓判を押す島根は、現在21勝12敗で、今シーズンも西地区の2位と好成績を収めている。
次戦は31日にホームで行われる京都ハンナリーズ戦。同地区8位の相手だが、今節では同首位の琉球ゴールデンキングスを第1戦で撃破すると、第2戦でも延長戦にもつれる激闘を演じており、決して侮ることができないチームだ。