アルバルク東京を9連勝に導いたメインデル「自分のプレーでファンを喜ばせたい」
1月28日、各地でB1リーグ第19節が開催され、アルバルク東京が大阪エヴェッサとホームで対戦。クラブは公式ホームページをとおして、試合後のコメントを伝えている。
A東京は第4クォーター序盤、安藤周人が3連続で3ポイントを沈め、一時15点ものリードを奪う。しかし、そこから大阪の猛追を受けると、試合残り20秒には逆転を許すことに。それでも、この土壇場でレオナルド・メインデルが決勝点となるレイアップをねじ込み、最後はA東京が83-81で激闘を制した。
15得点を挙げてチームの9連勝に貢献した安藤は、「今日の内容で勝ち切れたことは大きいことです。昨年までだったら接戦になったらギブアップしていた試合もありましたが、今年はこういう接戦になっても一人ひとりがやるべきことを再確認できていて、今日もそういう試合だったと思います」と手応えを噛み締めた。
さらに、ライアン・ロシターが「勝負所で(安藤)周人が爆発してくれて、リードを広げたところがキーポイントでした。よく決めてくれたと思います」と、後半だけで5本の3ポイントを沈めた安藤の活躍を称えると、安藤自身は「試合後すぐに(テーブス)海くんから『前半何してたんだ』と説教をくらったので、後半は自分の仕事ができてほっとしてます」と笑顔で語った。
「今後の大事なビッグゲームで役立つ経験が積めた」と話すデイニアス・アドマイティスヘッドコーチは、「本当に勝利がどちらに転ぶか分からない試合でした」とこの激闘を総括。
勝負所で存在感を示したメインデルは、「あのシーンではセバス(チャン・サイズ)の非常にいいスクリーンで自分がオープンになったので、積極的にリングにアタックしましたが、決勝点となって勝利することができ良かったです」と、A東京を勝利に導いたビッグプレーを振り返った。
また、今シーズンから新加入したメインデルは、「日本に来てから、本当に素晴らしい環境の中でプレーできている」と話し、A東京のファンへ向けて力強いメッセージを送った。
「スペインでもルーマニアでも素晴らしい観客の前や、1万人規模のアリーナでもプレーしていましたが、レギュラーシーズンであればそんなにお客さんが来ない試合もあります。しかしA東京では毎試合満員となって、モチベーションがとても上がります。土曜の試合を終えて帰宅した後、『明日も大勢のファンが来てくれるんだから、自分のパフォーマンスでファンの皆さんを喜ばせたい』そういった気持ちで眠りにつきました。これからもファンの皆さんを喜ばせるプレーをしていきたいです。サポートをよろしくお願いします」
現在29勝4敗で東地区の首位に立つA東京は次戦、31日に同地区3位のライバルである千葉ジェッツとのアウェーゲームに挑む。