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2024.01.19

2冠視野の河村勇輝に迫る万能戦士の足音…1月中に得点&アシスト首位交代の可能性も

  • バスケットボールキング

 オールスター明けの水曜ゲームを終えて各チーム29試合を消化したB1リーグは、1月20日から21日にかけて行われる第20節をもって、2023-24シーズンの折り返しを迎える。

 昨夏の「FIBAワールドカップ2023」から日本バスケ界を盛り上げてきた主役でもある河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)は、10月上旬のリーグ開幕後も好調で、全29試合に先発出場し、リーグトップの1試合平均23.4得点6.9アシストをマーク。

 現状の得点ランキングでは、3.1差の富樫勇樹(千葉ジェッツ/20.3得点)が2位、3.2差の安藤誓哉(島根スサノオマジック/20.2得点)が3位で続いており、アシストランキングでも並里成(群馬クレインサンダーズ/4.8アシスト)、富樫(千葉J/4.7アシスト)に2差以上をつける河村の独走状態。2016年のBリーグ開幕以降では初となる日本人得点王誕生が期待されるなど、Bリーグ人気をけん引する活躍を披露している。

 しかし、そんな河村の個人タイトル2冠に待ったをかける存在が、まもなく“急浮上”してきそうだ。昨シーズン得点王とベストファイブに輝いた島根のペリン・ビュフォードである。

 今シーズンは10月28日から11月8日にかけて5試合欠場していたため、現時点ではBリーグが定める規定試合数(チーム消化試合数の85パーセント)に届かず、スタッツリーダーズのランク外にいるが、ここまで河村と0.5差の平均22.9得点、アシストにいたっては河村を0.8上回る7.7アシストを記録。昨シーズン13度記録したトリプルダブルの回数こそ、ここまで3度にとどまっているものの、平均貢献度(EFFPG)はキャリアハイの34.2を記録、12月の月間MVPにも選出されるなど、島根のエースとして流石のパフォーマンスを披露している。

 そんなビュフォードがスタッツリーダーズの規定試合数に到達するのは、最速で5試合後の第20節・京都ハンナリーズ戦(松江市総合体育館)。順調にいけば1月中にもスタッツリーダーズにランクインしてくることになる。

 激戦必至の個人タイトル争いを制するのは、“日本代表の顔”ともいえる河村か、Bリーグが誇る“万能戦士”ビュフォードか。現状2部門でトップ3に入っている富樫ら後続選手も含め、そのプレーから目が離せない。

■ 1月19日時点のスタッツリーダーズ
【平均得点】
1位 23.4 河村勇輝(横浜BC)
2位 20.3 富樫勇樹(千葉J)
3位 20.2 安藤誓哉(島根)
※ 22.9 ペリン・ビュフォード(島根)

【平均リバウンド】
1位 12.4 トーマス・ウェルシュ(北海道)
2位 12.2 ヴォーディミル・ゲルン(仙台)
3位 12.1 ジョン・ムーニー(千葉J)
※ 8.8 ペリン・ビュフォード(島根)

【平均アシスト】
1位 6.9 河村勇輝(横浜BC)
2位 4.8 並里成(群馬)
3位 4.7 富樫勇樹(千葉J)
※ 7.7 ペリン・ビュフォード(島根)

【平均スティール】
1位 2.0 馬場雄大(長崎)
2位 1.8 レイナルド・ガルシア(佐賀)
3位 1.8 コー・フリッピン(群馬)
※ 2.0 ペリン・ビュフォード(島根)

【平均ブロック】
1位 1.4 アルトゥーラス・グダイティス(A東京)
2位 1.4 ジョシュ・ハレルソン(佐賀)
3位 1.4 ジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)
※ 1.1 ペリン・ビュフォード(島根)

※ビュフォードは29試合中24試合出場で規定未到達

【動画】ビュフォードが自己最多50得点…衝撃のトリプルダブル達成