千葉Jのステフェンズが超絶パフォーマンスを決めてダンクコンテストを初制覇
1月13日、沖縄アリーナで「B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA」が開催され、ダンクコンテストが行われた。
ダンクコンテストには、前回大会を制したコー・フリッピン(群馬クレインサンダーズ)に加え、ディー・ジェイ・ステフェンズ(千葉ジェッツ)、吉井裕鷹(アルバルク東京)、劉駿霆(青森ワッツ)の計4名が出場した。また、同じく出場者に選出されていた馬場雄大(長崎ヴェルカ)、ペリン・ビュフォード(島根スサノオマジック)はコンディション不良のため欠場となった。
くじ引きの結果、試技は吉井、劉、ステフェンズ、フリッピンの順番となった。
トップバッターの吉井はマツケンサンバIIのリズムに乗ってコスチュームとカツラも再現して登場。たっぷりと時間をかけてテイクオフするとボースハンドのリバースダンクを決めて、いきなり47点をマークした。
2番目に登場した劉は身長187センチながらダンクで試合だけでなくSNSを賑やかせている選手。1回目は失敗したもののウインドミルのダンクを決めて今日的な跳躍力の高さを披露した。
直前のアンケートで優勝候補の筆頭に選ばれたステフェンズが3番目に登場。トライしたのがレッグスルーからリバースに180度回転してからバックで叩き込むもの。NBAのダンク王、ビンス・カーター(元トロント・ラプターズほか)を彷彿させるパフォーマンスに会場のボルテージが一気に上がった。
最後に登場した前回チャンピオンのフィリッピン。昨シーズン、琉球でプレーしたフィリッピンはレッグスルーからのダンクを試みるも2度失敗。3度目に成功したもののスコアは45得点にとどまり、ここで決勝への道が閉ざされた。
予選を勝ち抜いて決勝にコマを進めたのがステフェンズと吉井。それぞれの試技を終えたあと、SNS投票で勝者を決めるシステムだ。
先行の吉井が3ポイントコンテスト優勝の岸本隆一(琉球ゴールデンキングス)を引き連れてコートイン。岸本がココナッツのロゴの箇所からロブを投げて、そのボールをリングに叩き込むことを試みた吉井だったが、最後まで決めることができず、制限時間がアップとなった。
次に臨んだステフェンズもチームメートの富樫勇樹と連れて登場。「初めてトライした」というパフォーマンスは、富樫が決めたレイアップシュートのボールをキャッチして、それをレッグスルーからリングに叩き込むもの。NBAでもあまり実施されたことのないパフォーマンスにファンのどよめきが起こる。3度目のチャレンジでの成功となったが、決まった瞬間、沖縄アリーナは大歓声に包まれた。
この結果、ステフェンズが89パーセント、吉井が11パーセントの投票を得て、ステフェンズが初優勝を達成した。
◆■ダンクコンテスト結果
【予選】
ディー・ジェイ・ステフェンズ(千葉J/初選出):50点
吉井裕鷹(A東京/初選出):47点
劉駿霆(青森/初選出):46点
コー・フリッピン(群馬/4大会連続4回目):45点
【動画】ステフェンズが見せた超絶ダンク‼