宇都宮を相手に最大16点差を跳ね返した京都「応援してくれる皆と登っていきたい」
12月17日、Bリーグの第12節が各地で行われ、京都ハンナリーズが宇都宮ブレックスとホームで対戦。クラブは公式SNSをとおして、試合後のコメントを伝えている。
西地区8位に沈む京都は、東地区2位の宇都宮を相手に、最大16点のビハインドを背負う。それでも、第4クォーター終盤に接戦へ持ち込むと、青木龍史の3ポイントで同点に。さらに、試合残り4秒にはマシュー・ライトの勝ち越し3ポイントが決まり、京都は86-83で勝利をつかんだ。
4本の3ポイントを沈め、12得点を挙げた青木は、「とても強いブレックスさんに勝ててすごくうれしいです。ディフェンスからオフェンスにつなげて、少しずつ逆転に持っていけたことにチームの成長を感じました」と金星を噛み締めた。
試合を決める3ポイントを含む19得点を挙げたライトは、「過去を遡れば今日のような時間帯でショットを打って、自分もたくさんの失敗をしてきました。自分はそこからいろいろ学んで、『プレッシャーがかかっても自分なら決めれる』と自分を信じてシュートを打っています」と自身のメンタリティーを明かした。
また、キャリアハイの11得点に加え、6アシストをマークした小西聖也は、「今シーズンはなかなか上手くいかなくて、『もっとやれる』と、ふがいない気持ちもあったし、ファンの皆さまをガッカリさせてしまってることが辛かったです。今日はリングに積極的にアタックしたことが結果につながったので、ケガ人が帰ってきても変わらずにプレーしていきたい」とコメント。京都は岡田侑大、澁田怜音、前田悟の3人を欠く状況で、強豪から大きな勝利を手にした。
「相手にリスペクトを持つのは大切だけど、そのリスペクトが大きすぎると勝てるものも勝てないし、昨日はそれが良くなかった」と語った小西は、「いつも応援してくださる方々に自分がこのチームにいる意味を証明したかったです。応援なしでは勝てないし、ともに勝利を笑顔で分かち合うためにプレーしています。年内のホームゲームは今日で最後だったので勝利で締めくくれて良かったです」と声援を送ってくれたファンへ感謝の思いを伝えた。
年内最後のホームゲームでは、クラブ史上最多入場者数となる「4382人」が来場し、見事な逆転勝利でファンの期待に答えた京都。9得点9リバウンドをマークしたチャールズ・ジャクソンは、ファンとチームを支えるスタッフへメッセージを送った。
「4000人を超える会場を毎回作ってくれているフロントスタッフの努力も素晴らしいですし、自分たちもその努力に応えたい。このチームと応援してくださる皆さまとともに登っていきたいです。年内のゲームはアウェー5試合となりますが、離れていてもチームをサポートしてほしいです。応援よろしくお願いします」
20日水曜に名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦、その後はレバンガ北海道、茨城ロボッツと東地区下位に沈む両チームとの連戦が控えている。この金星をきっかけに、京都がアウェー5連戦でどれだけ勝ち星を伸ばせるか注目だ。