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2023.12.14

Bリーグが11月度『月間MVP』を発表…A東京のロシター受賞「チームメートのおかげ」

  • バスケットボールキング

 Bリーグは12月14日、11月度の『B.LEAGUE Monthly MVP by 日本郵便(月間MVP)』にアルバルク東京のライアン・ロシターが選出されたと発表した。

 A東京在籍3年目を迎えるロシターは、開幕から全試合でスタメン出場を果たし、B1東地区首位のチームを支えている。特に11月のA東京は5戦全勝で、ロシターも5試合すべてで2ケタ得点をマークし、1試合平均12.6得点7.4リバウンド3.2アシストの好成績をマーク。A東京躍進の立役者として実力を遺憾なく発揮していた。

 ロシターは今回の受賞に際し、「このような素晴らしい賞をいただき、とても光栄でうれしく思います。11月はチームとしての成績も良かったので、個人の成績にも繋がりました。自分だけの力ではなくチームメートが支えてくれたおかげで、このような賞をいただけたのだと思います。今後も安定感を持って、チームの勝利のためにプレーし続けたいと思います。引き続きご声援のほどよろしくお願いします」とコメントした。

 元アルバルク東京の正中岳城選考委員は、バイウィークの影響で試合数が少なかったことから、11月度の月間MVP選考が難航したことを明かしつつ、「ディフェンス、オフェンス問わずオールラウンドな活躍とともに、リーダーシップと仲間を生かすプレーによってチームレベルを引き上げた、安定感の拠り所となる貢献が選出理由となります」と、今回ロシターを選出した理由を説明。松島良豪選考委員も「特に素晴らしいと思うところは戦術の理解度、リーダーシップ、そして現代バスケでポイントセンターと呼ばれるようになってきた4番、5番ポジションの選手が司令塔の役割を担うことができる才能だと思っています」と、ロシターの万能ぶりを称賛した。

 また、選考委員長を務める佐々木クリス氏は、ロバート・フランクス、齋藤拓実(ともに名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、ロスコ・アレン(川崎ブレイブサンダース)、今村佳太(琉球ゴールデンキングス)ら他候補の活躍にも言及しながら、「素晴らしいスタッツを記録していることはもちろん、勝利への貢献度も重要視し議論を重ねました」と今回の選考について説明。

 今回受賞したロシターについて、「鉄壁のディフェンスで連勝街道をひた走るA東京において、スイッチディフェンスやトリプルスイッチなどを駆使し、さらにリバウンド争いで優位に立つ可能性の高いA東京のシステム構築の大きな歯車として活躍。オフェンスではフロア上の調整役をボール扱う時、そしてスクリーナーになる時、シチュエーションに関わらずチームの航空管制塔として貢献。そのオールラウンドなパフォーマンスは出場時間中のプラスマイナス(プレー中の得失点差)『19』が最も雄弁に物語っており、コート上でみせるリーダーシップも高く評価されました」と称えた。

■ B.LEAGUE Monthly MVP受賞選手
10月度 コティ・クラーク(名古屋D)
11月度 ライアン・ロシター(A東京)
12月度 
1月度 
2月度 
3月度 
4/5月度 

【動画】好調A東京を支えるロシター…11月のプレーハイライト映像