連続3Pシュートで琉球を大逆転勝利に導いた岸本隆一「絶対に負けられない一戦だった」
12月10日、各地でB1リーグ第11節が開催され、琉球ゴールデンキングスがホームの沖縄アリーナで信州ブレイブウォリアーズとの第2戦に臨んだ。
第3クォーター終了時点で59-62と、3点ビハインドで最終クォーターに臨んだ琉球。開始から約3分で0-9のランを受け、残り約2分30秒には12点差の劣勢に立たされたなか、岸本隆一が意地を見せる。3連続でベテランシューターが長距離砲を沈めると、松脇圭志も続いて同点に。最後は岸本のレイアップが決勝点となり、最終スコア83-79で大逆転勝利をつかんだ。
驚異的な爆発力で16-0のランに成功し、連勝数を「4」に伸ばした琉球。5本の3ポイントシュートを含むゲームハイ21得点で勝利の立役者となった岸本は、クラブ公式サイトを通じて「まず試合に勝つことができて良かったです」と激闘を振り返った。
「今後、自分たちが改善するべき点はオフェンスとディフェンス両方にあると感じています。今日は絶対に負けられない一戦だったので、勝利を収めることができてとにかくうれしいです」
また、指揮官の桶谷大ヘッドコーチも「今日は絶対に負けられない試合というのもあって、最初からみんなの気持ちが入った試合でした」とコメント。試合後に予定されたアンソニー・マクヘンリーアシスタントコーチの永久欠番セレモニーに華を添えるべく、全員の闘志がみなぎっていたという。
第2クォーターでは信州のオフェンスに苦しむ場面もあった琉球だが、第4クォーターでは連続3点弾で流れを引き寄せる。桶谷HCは最終盤の逆転劇について、「最後にタイムアウトを取ったあと、そこから連続で3ポイントシュートが決まったところから徐々に良い雰囲気作りができたと感じます。会場の雰囲気が味方をしてくれて、相手のミスを誘うことができ、逆転できたと思います」と話している。
琉球を長きにわたって支え続けたレジェンドに、劇的な勝利をプレゼントした琉球。第12節では広島ドラゴンフライズをホームで迎え撃つが、連勝を継続することはできるだろうか。