OTにもつれる激闘を制した琉球…躍動したエース・今村佳太「全員でつかみ取った勝利」
12月3日、Bリーグの第9節が各地で行われ、琉球ゴールデンキングスがシーホース三河とアウェーで対戦。クラブは公式ホームページをとおして、試合後のコメントを伝えている。
第1戦に73-93で敗れた琉球は、この試合でも劣勢の時間帯が多く、第4クォーター残り5分の時点で17点ものビハインドを背負う。それでも、そこから19-2のランで同点に追いつき、オーバータイムへ突入。延長戦残り12秒には西田優大にディープスリーを決められて同点となるも、今村佳太が残り3秒に勝ち越しのジャンプシュートを沈め、琉球が84-82で激闘を制した。
桶谷大ヘッドコーチは「今日は得点がなかなか伸びない時間帯もありましたが、試合の出だしからいいディフェンスができて、いい立ち上がりだったと思います。延長に入ってからも粘り強く戦って今日の結果につながったと感じています」と試合を総括した。
さらに、「点差が1ケタになったところでは、三河さんがプレッシャーを感じていたので、得点をした人しかアタックできない感じになっていました」と最大17点差を跳ね返した場面について振り返ると、「『こうなったらこっちのものだな』ということで、最後はビックショットを今村選手が2本決めて延長に入りました」と第4クォーター最後の6得点を挙げたエースについても言及した。
「最後の勝負は残り30秒ぐらいだと分かっていました。西田選手が決めたのもすごかったですし、最後に今村選手が返したのもすごくて、僕らも観ていて楽しかったし、お客さんも観ていても楽しい試合だったのかなと思いました」
23得点8アシスト2スティール2ブロックに加え、勝負強さを発揮してチームを勝利に導いた今村は、「試合を通していい試合ができたかというとそうではなかった部分もありましたが、チームとして全員でつかみ取った非常に大きな意味のある勝利だったと思います。ただの1勝ではなく、次につなげていかなければいけない試合だったと思います」と力強く語り、前を向いた。
12勝4敗で西地区2位の琉球は、6日にアウェーで大阪エヴェッサとの対戦に臨む。