B2新潟が前京都のデイヴィスを獲得…川上社長「起爆剤に」立て直し図る
B2東地区の新潟アルビレックスBBは11月29日、B1西地区の京都ハンナリーズから自由交渉選手リストに公示されていたステイシー・デイヴィスと、2023-24シーズンの新規選手契約に合意したと発表した。
アメリカ出身で現在29歳のデイヴィスは、198センチ111キロのスモールフォワード兼パワーフォワード。2016年にウクライナでプロデビューを果たすと、フランスやメキシコ、フィンランドなど世界中のリーグを渡り歩き、昨シーズンはNBA下部のGリーグでプレー。31試合に出場し、1試合平均12.2得点6.0リバウンド2.6アシストをマークした。
今シーズン開幕前に京都ハンナリーズに加入していたが、11月20日付で双方合意の上で選手契約を解除。B1レギュラーシーズン14試合の出場で、平均8.3得点5.5リバウンド0.9アシストの成績だった。
新天地となる新潟は得点力不足に悩まされており、開幕17試合を終えた29日時点で1勝16敗の東地区最下位と低迷。デイヴィス獲得発表の直前に、怪我に悩まされていたジョシュ・ニューカークとの契約解除も発表した。
新潟の川上明代表取締役社長は、得点力アップの切り札として今回の新戦力獲得に至ったことを明かしており、「京都ハンナリーズの時とは違って、新潟アルビレックスBBでは、SF(スモールフォワード)として自らがボールプッシュして、相手のディフェンスを切り裂き、そこからの得点、アシストと攻撃の起点になって貰います」と、デイヴィスに期待。
続けて、「戦略を変更することで試合での戦術も変更しなければなりませんが、短い時間の中でもチームにもしっかり準備してもらい、今週末の岩手戦から出場できるように手配を進めています。ステイシー・デイヴィス選手にはチームの起爆剤になって貰い『一戦必勝』の気持ちで勝利を掴み取りますので、是非とも熱いブーストとPowerをお願い致します」とファンに呼びかけた。