Bリーグが「SDGs NEWS LETTER」の第1弾を発表…川崎と名古屋Dが地域へ貢献
11月27日、Bリーグは毎月全国各地のクラブチームで展開するSDGsをはじめとしたさまざまな社会活動を紹介する「B.LEAGUE SDGs NEWS LETTER」の第1弾を発表した。
Bリーグでは、「スポーツの力」に対する社会・地域からの期待に応え続けるためにも、「スポーツエンターテイメントの革新」のみならず、「Social Innovationの実現」を目指し、ステークホルダーとともにさまざまな社会的責任活動を「B.LEAGUE Hope(B.Hope)」と称して推進している。
今回の「CLUB SDGsトピックス」では川崎ブレイブサンダースと名古屋ダイヤモンドドルフィンズが紹介された。
川崎では、子どもたちが安心して過ごし、気軽にバスケットボールに触れることができるバスケットボールステーションとして、東急武蔵小杉駅高架下に設立した『THE LIGHT HOUSE KAWASAKI BRAVE THUNDERS』(呼称:ザ・ライトハウス)が2周年を迎え、子どもの貧困や「孤食」の解消に向けて「こども食堂」がスタートした。
当日参加した子どもからは「みんなでお弁当が食べられるし、バスケもできて最高!」「学校が違う友だちと一緒にお昼を食べられて楽しかった」と喜びの声が寄せられたようで、人が多く集まり地域住民のコミュニケーションの場として地元に根付いている『ザ・ライトハウス』を、新たに「学校もクラスも違う友だちと食卓を囲んで楽しく食事ができる場所」として活用していくようだ。
また、名古屋Dは“Dolphins Smile”と称し、地域への感謝の気持ちとして実施する社会貢献プロジェクトで、「オフコートの3P」をコンセプトに、ドルフィンズコミュニティが笑顔になれるよう、社会貢献活動を行っている。
「オフコートの3P」は、“Planet”(地球を守る)、 “People”(支援が必要な人に手を差し伸べる)、 “Peace”(平和・安心安全)の3つのPを基軸に、コミュニティの抱える課題やニーズに応える形で実施し、プロスポーツクラブとして、世界が一丸となって社会問題に挑むSDGs(持続可能な開発目標)に貢献していく。
11月20日には、名古屋市内の中学校で実施した「人権講話」に、選手とU15ヘッドコーチが参加。選手の挫折経験を踏まえたトークショーやバスケットボール体験を通し、「スポーツと人権」について子どもたちとともに語り合う貴重な時間となった。
さらに、リーグは今シーズンもオールスターウィークエンドの開催にあたって、「B.LEAGUE Hope」の活動「B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA B.Hope ACTION」を実施する。
来年1月に沖縄で開催されるオールスターでは、沖縄県の離島が持つ遠隔性による経験の格差、また経済的理由などからあらゆる体験の格差が生じている課題に目を向け、「子どもたちが未来に繋がる経験をする」「夢を持って生活していける体験をする」といった機会を提供することを目指し、4つのアクションを実施することが決定。一過性ではなく、その後も子どもたちが夢をもって活動できるきっかけとなることを意図し実施する予定だ。
【川崎ブレイブサンダース:こども食堂 概要】
実施日:第3土曜日 12時30分~(30分)
定員:8名
対象:小学生~高校生