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2023.11.27

B2西地区首位の福岡…大ベテラン阿部友和も勝利に貢献「僕の仕事は流れを変えること」

  • バスケットボールキング

 11月26日、各地でB2リーグ第9節が開催され、ライジングゼファー福岡が福島ファイヤーボンズとアウェーで対戦。試合後のヘッドコーチや選手のコメントを、クラブが公式サイトで伝えている。

 第1クォーターを13-21で終え、追いかける展開で試合を折り返した福岡だったが、第3クォーターで点差を詰めると、第4クォーター残り3分23秒の7点ビハインドの場面から、試合終了までに12-0のランを作ることに成功。一気に逆転し、最後は74-69で勝利を収めた。

 アウェー6連戦の最初の2試合に連勝し、14勝3敗でB2西地区首位につける福岡。ラモン・ロペス・スアレスHCは、「どんなに相手ペースで試合が進んでも、これまでの接戦を制してきた選手たちなので絶対にやれると信じていました。ネガティブにならずにみんなで声を掛け合い、“選手自身から”いい雰囲気を作っていたので、悪いときも全員で乗り越えられるいいチームだと思います」と見事な逆転劇を見せたチームを称えた。

 劣勢で迎えた第2クォーターで4分53秒出場した阿部友和は、4得点2アシスト1スティールを挙げ、一時は同点に追いつくなど、チームが浮上する原動力となった。「僕の仕事は流れを変えることだと思うので、第2クォーターの場面ではしっかりライジングに流れを持って来られて良かったです」。

 スアレスHCも「阿部選手が出たときの第2クォーターの流れは本当に良かった」と語ると、38歳の大ベテランは、「こういったゲームはこれからもたくさんあると思うので、自分が出場したら絶対に流れを変えられるというところを見せたいと思います。クロスゲームを勝ち切れる力がこのチームにはあるので、ここからのアウェー4連戦も頑張ります」と意気込んだ。

 また、12得点5リバウンドをマークしたパブロ・アギラールは、「アウェーは食事だったり、寝る環境や移動など、ホームとは少し違いますが、チームは毎回全員がいい準備をして試合に挑んでいます。まだ4試合連続でアウェーが続きますが、チームが成長できる大きなチャンスだと思っています」と語り、バンビシャス奈良とベルテックス静岡との試合へ向けて気を引き締めた。

試合終盤では逆転のバスケットカウントを決めたアギラール[写真]=B.LEAGUE

【動画】福島ファイヤーボンズvsライジングゼファー福岡 GAME2のハイライト!