好調の滋賀レイクスで自己最多18得点を挙げた湧川颯斗「高校のときの感覚が戻ってきた」
11月26日、各地でB2リーグ第9節が開催され、滋賀レイクスが愛媛オレンジバイキングスとアウェーで対戦。試合後のヘッドコーチや選手のコメントを、クラブが公式サイトで伝えている。
第1クォーターを2点ビハインドで終えた滋賀だったが、続く第2クォーターでは21-0のランを作る猛攻を見せ、最後は105-83で快勝。3連勝を飾り、11月を7勝1敗の好成績で終えた。
ダビー・ゴメスHCは、「少しゆっくり試合に入ってしまいましたが、ディフェンスから流れを持って来れたと思います。第1戦に続いて30本を超えるアシストを作れて、全員でプレーすることができました」と語り、チーム一丸となってつかんだ勝利を噛み締めた。
この試合では、湧川颯斗が18得点7リバウンドを挙げ、ともにキャリアハイを更新。加えて2アシスト1スティールをマークすると、フィールドゴールは放った5本をすべて沈めて見せた。
Bリーグで自己最高の活躍を見せた19歳は、「TEE(田原隆徳)さんには『何も考えずにやれ』と言われ、マイキー(川真田紘也)さんにも『アグレッシブにやれ』と言われたのが、いい方向に向いたのかなと思います」と、先輩たちの言葉が原動力になったと語る。
2ケタ得点は今シーズンに2度(12得点と13得点)達成しているが、今回は大きな手応えを得た様子で、「アグレッシブにプレーできたところは、高校のときにやっていた感覚がちょっと戻ってきた感じがあります。これを今日で切らさずに、次の試合もやっていきたいです」と力を込めた。
ゴメスHCも、「湧川選手が18得点を取り、白星だけでなく、若い選手の育成というもう一つの勝利も得られました。若くて才能のある選手がチームのためにプレーして、その選手が得点を取れるということは大きなことだと思います」と、湧川の奮闘を称えた。
12月には8試合のホームゲームが控えている滋賀。「来月は無敗でいきたい」と気を引き締める湧川は、「皆さんに勝利を届けるのが自分たちの仕事なので、声援を力に変えて絶対に勝つので応援に来てください!」とファンへメッセージを送った。