千葉ジェッツが豪州代表のクックスを獲得…池内GM「フィットし貢献してくれると思う」
B1東地区の千葉ジェッツは11月21日、オーストラリア代表のゼイビア・クックスと2023-24シーズンの選手契約を締結したことを発表した。背番号は「10」に決まった。
オーストラリア出身で現在28歳のクックスは、203センチ95キロのフォワード。2019年からオーストラリアのシドニー・キングスでプレーし、2022-23シーズン途中からNBAのワシントン・ウィザーズに加入。10試合の出場ではあったが世界最高峰の舞台NBAでもプレーし、今夏のワールドカップでは、日本代表戦で24得点16リバウンド2ブロックと存在感を示していた。
今回の入団発表に際し、クックスは「千葉ジェッツの一員となり、このクラブのシーズン成功に貢献できることにとてもワクワクしています。チームがこれまで成し遂げてきたことをたくさん聞いているので、自分がその一員になれることが楽しみです。そして皆さんに会えることも楽しみにしています」と、クラブ公式サイトを通じてコメントした。
池内勇太ゼネラルマネージャーは「持ち前の身体能力でアップテンポで速いペースのバスケットを得意としており、加えてオフェンスリバウンドの能力の高さや、バスケットボールIQの高さからコートビジョンも広く、クリエイトできる選手です。またオフボールの動きもとてもよく、ピック・アンド・ロールから多彩な攻撃をできる選手であり、富樫(勇樹)選手やハンドラーの日本人選手とのバリエーションも増えると考えております」と新戦力を紹介。
続けて、「ディフェンスリバウンドからそのままボールプッシュし、リングアタックできるのも彼の魅力の一つです。ジェッツの速いペースのバスケットを取り戻す起点となってくれるでしょう。3~5番までユーティリティにこなし、ポジションレスなパトリックコーチのスタイルにもフィットし、チームの勝利に貢献してくれると思います。スティールやショットブロックも得意としており、ご注目いただけれだければと思います」と期待を寄せた。
すでにクックスはチームに合流しているようだが、ビザの関係でリーグ登録の日程は未定。池内GMは「1日も早くチームに馴染めるようサポートしていきますので、プレーする日を楽しみにお待ちいただければと思います」と、ファンに呼びかけた。
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