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2023.11.20

千葉ジェッツがジャスティン・マッツと契約解除…平均8.9得点7.2リバウンドを記録

  • バスケットボールキング

 千葉ジェッツは11月20日、ジャスティン・マッツと双方合意のもと、契約解除となったことを発表した。

 アメリカ出身で現在24歳のマッツは、201センチ100キロのパワーフォワード兼スモールフォワード。バージニア工科大学でプレーした2022-23シーズンは、33試合に出場し1試合平均13.3得点7.4リバウンド4.6アシストをマークした。今シーズンより千葉Jに加入すると、ここまで14試合(うち7試合先発)に出場し、平均8.9得点7.2リバウンド2.3アシスト1.2スティールを記録していた。

 今回の発表に際し、同選手と池内勇太GMは以下のようにコメントしている。

ジャスティン・マッツ
「千葉での経験を常に忘れず、クラブとブースターの皆さんがいいシーズンになることを願っています」

池内勇太GM
「今回のマッツ選手との契約解除につきまして経緯をご説明いたします。マッツ選手に関しては、選手契約を履行していく上でチーム理念や方針等でアジャストできない部分があり、少しでも本人がチームに馴染めるよう何度も会話を重ねてきましたが、最終的には今回のこのような苦渋の決断にいたりました。VISAの影響で合流が遅れ、開幕からは試合続きのスケジュールで練習も十分にできず、その状況でもチームに少しずつフィットしてくれた中での決断となり、ここまでチームのために頑張ってくれた彼にも、彼に愛着を持って下さっていた皆さまにも、大変申し訳なく思っております。心よりお詫び申し上げます。

 彼は大学キャリアで素晴らしい実績を持ち、日本以外にもたくさんの選択肢がある中で、初めてのプロキャリアを日本でスタートすることを決めてくれました。そして千葉ジェッツを選んでくれたことに大変感謝しております。Bリーグでは、外国籍選手がチームの成長や勝利において大きな役割を持っておりますが、マッツ選手のように若い外国籍選手を獲得するということは、日本人の若手選手同様にディベロップメントさせることが我々のミッションでもあったため、それを実現することができなかったことに私自身大きな責任を感じております。

 素敵な出会いがあれば、悲しい別れもあり、それは皆さまと同じ気持ちです。ただ一つ言えることは千葉ジェッツは勝つことを求められているクラブであり、その点はGMである私が一番理解しております。今回はそれに加え、チーム状況や今シーズンの千葉ジェッツの行く末を勝ち負けだけでなく広い視点で鑑みて決断しております。この判断が後に良かったと思えるように、全員でもう一度チーム一つになって全力で取り組んで参ります。

 これまで幾度とあったどんな困難でも乗り越えてきたように、この状況をチームとして成長できるチャンスと捉え、バイウィーク明けからは昨年を上回る熱いエナジーと、これまで作り上げてきた千葉ジェッツの熱い魂を表現し、コンセプトである『JETS SPEED』『JETS PRIDE』の下、皆さまに恩返しすることをお約束いたします。改めてこれまでともに戦ってくれたジャスティン・マッツ選手に心より感謝申し上げます」

【動画】ジャスティン・マッツのプレー集!