活況を維持するBリーグ2023-24シーズン——入場者数が高水準を維持
11月7日に行われたBリーグ理事会後の会見で、島田慎二チェアマンから今シーズンの入場者数データ(11月5日時点)が公表された。チケットシステムのトラブルにより人数が確定できずにいる10月25日分を除外したデータながら、B1の平均4,398人は昨シーズンの平均3,469人を929人上回る好調ぶり(26.8%増)。また、B2でも昨シーズンの1,335人から2,226人(66.7%増)にジャンプアップと盛況だ。
B1では、B.LEAGUE PREMIUM基準の平均4,000人を超えるクラブが18もある。最高値は琉球ゴールデンキングスの7,140人。トップ5は以下の通りだ。
1位 琉球ゴールデンキングス 7,140
2位 アルバルク東京 6,527
3位 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 5,487
4位 宇都宮ブレックス 5,020
5位 群馬クレインサンダーズ 5,014
B2ではアルティーリ千葉が4,920人でトップで、これはB1のランキングに照らし合わせても7番目に入るというハイレベルな数値。B2でのトップ5は以下のようになっているが、ここでも2位の越谷アルファーズまではB.LEAGUE PREMIUM基準の平均4,000人をクリアする活況ぶりを呈している。
1位 アルティーリ千葉 4,920
2位 越谷アルファーズ 4,068
3位 滋賀レイクス 3,491
4位 神戸ストークス 3,260
5位 福島ファイヤーボンズ 2,589
10月21日・22日に千葉ポートアリーナで行われたアルティーリ千葉対越谷アルファーズの対戦は、勝敗成績上だけでなく入場者数記録でもB2トップを争うチーム同士の激突だったが、2日間で9,093人が来場していた(写真/©B.LEAGUE)
島田慎二チェアマンからは「このレベルがずっと続くとは思っていない」と謙虚な言葉も聞かれたが、各地での新アリーナオープンなどにより可能性は膨らむ状況でもあり、かつ各クラブの意欲にも手応えを感じている様子だった。オリンピックイヤーにつながる今シーズン、各クラブの集客は勝敗成績とともに引き続き興味深い話題を提供してくれそうだ。