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2023.10.23

開幕から好調を維持する長崎ヴェルカ…馬場雄大「B1でも通用する強いチームと言われるために」

  • バスケットボールキング

 10月22日、各地でB1リーグ第3節が開催され、長崎ヴェルカはサンロッカーズ渋谷とアウェーでの第2戦に臨んだ。ヘッドコーチと選手の試合後のコメントを、クラブは公式サイトで伝えている。

 開幕4連勝と勢いに乗っていた昇格組の長崎だったが、第1戦では最大13点のリードを奪うも、最後は78-85で敗れ、今シーズン初黒星を喫した。それでも、第2戦では第2クォーターに15-0のランを作るなど、試合を優位に進め、91-74でリベンジを果たした。

 この試合で11得点4リバウンド2アシスト1ブロックをマークした馬場雄大は、「今日は勝てて良かったです。4連勝を終えたあとに、僕たちはB1初年度ということで『チャレンジでおもしろいチームだね』としか言われなかったということを聞いて、B1でも通用する強いチームと言われるためにはこのSR渋谷戦をどうしても取る必要がありました」と心境を語った。

 長崎は第3クォーターで16-23と若干失速したものの、第4クォーターでは21-10とSR渋谷を圧倒。馬場はチームとして第1戦の反省が活かされたと語る。「第1戦と同じように前半を10点ほどリードして終えた展開で、(第3クォーターで)少し追いつかれましたが、反省を活かしてリードを守り、40分間戦えることができました」。

第2戦では25分8秒出場し、今シーズン最長のプレータイムを記録した馬場(右)[写真]=B.LEAGUE

 第1戦のあと、「長崎ヴェルカとして都内での試合は今日が初めてですが、たくさんの方に見に来ていただいて、最高の雰囲気の中で試合ができてうれしく思います」と語っていた前田健滋朗HC。第2戦ではアウェーにも関わらず、青山学院記念館に集った長崎のファンに向け、会心の勝利を届けることができた。

「今日もたくさんの方に来ていただきました。こういった盛り上がりは我々ヴェルカにとっても、そして日本のバスケ、Bリーグにとってもいいことだと思うので、もっと盛り上がるよう1クラブとしてさらに頑張りたいと思います」

 また、試合内容については、「第1戦と同じような展開だったので、ロッカールームに行ったときには『後半だ』と選手たちが話をしていました。そこは選手たちがすごく頼もしかったですし、第1戦と似たような難しい展開はありましたが、チームがまとまって一つのショットや一つのリバウンドをしっかり取り切りました。その結果、相手のスコアを止めることができ、落ち着いて試合を進められました」と振り返ると、「また、水曜日にゲームがあるのでステップアップして島根へチャレンジして勝ちたいです」と次戦へ意気込んだ。

 長崎は10月25日に島根スサノオマジックとホームで対戦する。現在は同じく西地区で5勝1敗同士だが、相手は近年B1の強豪に成長を遂げたチーム。初のB1挑戦ながら開幕から勢いに乗る長崎が、どのような戦いを見せるか注目だ。

【動画】サンロッカーズ渋谷 vs 長崎ヴェルカ GAME2のハイライト!