島根が佐賀との接戦を制し4連勝…先発ビッグマンのニック・ケイ「ハードな展開だった」
10月22日、各地でB1リーグの第3節が開催され、島根スサノオマジックが松江市総合体育館で佐賀バルーナーズとの第2戦に臨んだ。
第1戦を87-74で制し、ホームで3連勝を飾っていた島根。第2戦では最初の10分間を14-21の7点ビハインドで終えるも、白濱僚祐や安藤誓哉の3ポイントシュートを起点に追いつき、29-27と逆転に成功して試合を折り返す。ハーフタイム明けも順調に得点を伸ばし、最後のクォーターでは残り11秒で2点差まで迫られるも、最終スコア61-58で白星をつかみ取った。
試合後の記者会見には先発ビッグマンのニック・ケイが出席。「今日はハードな展開で、両チームにとっていい内容とは言い切れないが、そのなかで勝利することができてよかった」と、佐賀との一戦を振り返った。
佐賀との2戦を終え、ケイは課題としてオフェンスの成功率を挙げ、ディフェンスについてはトランジションからの失点が多かったとコメント。また、今夏の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」にオーストラリア代表として出場したことには、「素晴らしい選手たちとバスケットボールができた」と話している。
「非常にいい経験でした。対戦相手のなかにはスロベニア代表やドイツ代表もいたので、特にディフェンス面で『どういうポジショニングをすべきなのか』など、高いレベルのものを体得できたと思います。また代表に招へいしてくれることがあれば、いつでも手を挙げて参加したいです」
また、今オフに第一子を授かったケイは「息子にとっていい見本になりたい」という目標を立てているようで、「練習と試合の両方で頑張らないといけない」と今シーズンの意気込みを語っている。
佐賀との第3節を連勝で締めくくり、開幕から5勝1敗と素晴らしいスタートダッシュに成功している島根。次節ではアウェーで長崎ヴェルカと対戦するが、ケイにはチームの連勝をさらに伸ばす活躍が期待される。