2023.10.19
B2福島の新戦力が開幕直後に退団発表…“契約第1号”フィリピン代表歴持つガード
B2東地区の福島ファイヤーボンズは10月19日、今シーズンから加入したロバート・ボリックとの契約を双方合意の上で解除し、同選手が退団することになったと発表した。
フィリピン出身で現在28歳の同選手は、185センチ81キロのポイントカード兼シューティングガード。2018年からフィリピンのノースポート・バタン・ピアへ入団し、5シーズンに渡って活躍。昨シーズンのPBAオールスターにも選出された。また、フィリピンでの代表経歴もあり、2019年のFIBAワールドカップ、2023年のFIBAアジアワールドカップ予選ではロスター入りを果たした。
福島とは5月15日に新規選手契約を締結したことが発表されたばかりで、7日に行われた2023-24シーズンの開幕戦にも先発出場し、10得点5リバウンド2アシストをマークしていたが、その後は出場機会なし。新戦力として活躍が期待されていた矢先での退団となった。
今回の事態について、西田創代表取締役社長は「今シーズンの契約第1号として、クラブとしても大きな期待を寄せていた選手でした」とし、「先日退団の意向があり、話し合いを重ねましたが本人の意思が固く、最終的には本人の意向を尊重することを決めました」と経緯を説明した。
また「シーズン開幕して間もないタイミングで、想定していない出来事となってしまいました」と当惑。それでも「今後のチーム補強計画は動き出しておりますので、今後とも応援をよろしくお願いいたします」と述べている。
なおクラブは、同選手のグッズ購入者に対し、追って交換対応を行う予定だと明かした。
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記事提供:バスケットボールキング