富樫が3P9本含む38得点の大暴れ…OT突入の激戦制した千葉JがEASL開幕2連勝
10月18日、東アジアスーパーリーグ(EASL)の2023-24シーズン予選リーグが開催。グループAの第2戦に挑んだ千葉ジェッツは、敵地・NTUスポーツセンターにて台北富邦ブレーブス(チャイニーズ・タイペイ)と対戦した。
千葉Jは、原修太、ジョン・ムーニーを欠くなか、TNTトロパンギガ(フィリピン)との初戦に勝利。この日は、新たにアイラ・ブラウンも欠場となり、ロスター10人で試合に臨むこととなった。富樫勇樹、小川麻斗、ジャスティン・マッツ、ディー・ジェイ・ステフェンズ、荒尾岳が先発に名を連ねて迎えた第1クォーター、開始から相手の長距離砲が炸裂し、劣勢に立たされた千葉J。富樫が2本の3ポイントシュートに成功するも、15-20と5点ビハインドで最初の10分間を終えた。
第2クォーターに入っても台北から主導権を奪うことができず、同クォーター中盤には点差が2ケタまで開いてしまう。それでも、マッツの豪快なダンクで狼煙を上げると、大倉颯太も3ポイントシュートで応戦。29-42と点差は拡大したものの、随所に好プレーも飛び出し前半を終えた。
後半に入ると、流れを掴んだ千葉Jが富樫のフローターや連続3ポイントシュートで大量得点。マッツのゴール下での躍動もあり、相手ファウルがかさむと一気に点差を縮めていった。47-55、その差を8点にして第4クォーターへ。
開始からマッツが連続得点に成功した第4クォーターは、残り6分23秒の場面で富樫のアシストから二上耀がアリウープを叩き込む。その後は富樫がアウトサイドから得点を重ね、同クォーター3本目となる3ポイントシュートでついに逆転に成功した。
一進一退の競り合いのなか同残り1分1秒で、富樫が勝ち越しの3ポイントシュートを沈めてこのまま逃げ切れるかと思われたが、直後に台北のマイケル・シングルタリーが放ったシュートがゴールに吸い寄せられてしまい、そのままタイムアップ。74-74で、勝負は延長戦へ。
5分間のオーバータイムでは、富樫の3ポイントシュートが決まると、金近廉もフリースローを沈め、試合残り38秒で82-79と3点リードに成功する。残り7秒で台北のセドリック・ベアフィールドに3ポイントシュートを許し再び同点とされたが、残り2秒の場面で富樫が決勝の3ポイントシュートを沈め、最終スコア85-82で千葉Jが劇的な予選ラウンド2勝目を挙げた。
開幕2連勝となった千葉Jは、富樫が9本の3ポイントシュートを含む38得点を叩き出した。また、マッツが21得点12リバウンド、ステフェンズが13得点10リバウンドでそれぞれダブルダブルを達成している。
なお、千葉Jは11月1日、現地19時からTNTトロパンギガ(フィリピン)と敵地にて再び対戦する。
■東アジアスーパーリーグ(EASL) グループA
台北富邦ブレーブス(チャイニーズ・タイペイ) 82-85 千葉ジェッツ
台北 |20|22|13|19| 8|=82
千葉J|15|14|18|27|11|=85
【動画】千葉Jvs台北 第4クォーター終盤の接戦をハイライトでチェック