チケット完売も空席…「忸怩たる思い」B1富山グラウジーズ社長が声明
10月16日、B1中地区の富山グラウジーズがクラブ公式サイトを更新し、ホーム開幕戦でチームを後押ししてくれたファン・ブースターへの「御礼とお詫び」とした声明文を掲載した。
富山は10月7日と8日の第1節で大阪エヴェッサに連敗し、富山市総合体育館で行われた14日と15日の第2節でも長崎ヴェルカに連敗。地元ファンがかけつけたホーム開幕節でもシーズン初白星を挙げることができなかった。
同クラブの高堂孝一代表取締役社長は「まずは、10月14日・15日に行われた2023-24シーズンホーム開幕戦に、たくさんのブースター・ファンの皆さまに足をお運びいただきましたこと、また富山市総合体育館が割れるような熱いブーストを賜りましたことに心より御礼申し上げます。クラブ一同、感謝の念に胸をいっぱいにしております」と地元で受けた熱烈なサポートに感謝。
続けて、「事前の前売りチケットの販売状況のアナウンスにおきまして、両日完売をご報告しておりながら、15日の2階エンド自由席に空席が目立つ状況であったことにつきまして忸怩たる思いでおります。今シーズンは2026年のB.LEAGUE PREMIER参入に向けて、ホームゲーム平均来場者数4000人以上をクリアしなければならない中において、より精度を高めた販売管理に努めてまいります。今回観戦の機会を逸したブースター・ファン、パートナー企業様の皆さまにはご心配、ご迷惑をお掛けしましたことを心よりお詫び申し上げます」と、一部ファンの間で話題となっていた“空席問題”にも言及した。
Bリーグは2026年にフォーマットの変更を予定しており、トップリーグ(Bプレミア)参入条件の1つとして「平均入場者数4000人」をボーダーラインに設定。その審査対象となる今シーズンは、多くのクラブが入場者数増を目指しているが、迎えた富山のホーム開幕節は14日の第1戦入場者数5151人に対して、15日の第2戦は入場者数4034人。両日ともにチケット完売とアナウンスされていたものの、入場者数に1117人の開きがあった。
“空席問題”の再発防止に努めることを誓った高堂社長は、「チームは開幕4連敗といまだ皆さまに勝ち星をお届けできておりませんが、皆さまからの熱いブーストを力に変え、改めてB.LEAGUE PREMIER参入に向けてクラブ一丸となって戦ってまいります。ホームゲームの際には、会場に足をお運びいただき、選手・スタッフを鼓舞していただきますよう切にお願い申し上げます」と、クラブを代表してチームのサポートを呼びかけた。