広島とのOT制しB1初白星の佐賀…決勝点を挙げた狩野祐介「うれしいとしか言いようがない」
10月15日に各地でB1リーグ第2節が開催され、佐賀バルーナーズはホームのSAGAアリーナで広島ドラゴンフライズとの第2戦に臨んだ。
第1戦は前半から大差をつけられ、69-93で敗れていた佐賀。第2戦ではバランスの取れた攻撃から試合をスタートし、前半を33-35の2点差で締めくくる。後半でも一進一退の攻防が続き、佐賀は延長戦の残り6秒で1点ビハインドと苦しい展開に。それでもラストオフェンスでボールを託された狩野祐介がジャンパーを決め切り、最終スコア72-71で佐賀が大接戦を制した。
記念すべきB1初勝利を劇的なプレーでつかみ取った佐賀は、試合後の会見に決勝点を挙げた狩野が出席。「うれしいとしか言いようがない」と喜びを見せつつ、「やはりホームで勝つというところが一番、僕は大事かなと思います」と、チームの公式X(旧Twitter)を通じてコメントしている。
試合開始からなかなか3ポイントシュートを決め切れなかった狩野だが、第4クォーターの残り約1分には貴重な長距離砲をヒット。「個人としてはもう少し確率良く決めたかった」と悔しさをにじませるも、「打ち続けた結果、最後いいところで決めることができたのかなとも思います。引き続き、自分の仕事をやってチームに貢献したいです」と自身の出来を振り返っている。
「以前、『1パーセントのチャンスがあるならシュートを打ち続けろ。シュートを打たなかったらその1パーセントも無駄にする』と言われたことがあります。やはり、1パーセントでも入る確率があるのであれば、シューターとして打つ必要があると思います」
第1節では琉球ゴールデンキングスに連敗、第2節の第1戦では広島に大差で敗れるなど、1勝を逃していた佐賀。そのなかでつかんだ勝利は、ファンの声援あってのものと狩野は語る。
「ブースターの皆さんの声援は、やはり力になります。『GO GO 佐賀』の声援は鳥肌が立つというか、プレーしていて気持ちいいです。あれがなければ勝てなかったかもしれませんし、本当に素晴らしい応援・声援だと思います」
次節は敵地に乗り込み、佐賀は島根スサノオマジックと激突する。広島との大接戦を制したこの勢いのまま、さらに白星を積み重ねていってもらいたいところだ。