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2023.10.05

B1開幕戦は昨季王者・琉球に軍配…昇格組の佐賀はホーム開幕を白星で飾れず

  • バスケットボールキング

 10月5日、2023-24シーズンB1リーグ戦の“先出し開幕”となる一戦がSAGAアリーナにて行われ、昨シーズンのB1王者・琉球ゴールデンキングスと、昇格組のB2王者・佐賀バルーナーズが対戦した。

 第1クォーターは、佐賀のレイナルド・ガルシアがミドルジャンパーで今シーズン初得点を挙げスタート。しかし昨季王者の琉球は、先発起用されたカール・タマヨがコーナースリーを決めると、さらに岸本隆一の4点プレー、アレン・ダーラムも長距離砲を沈めるなどリード拡大。最後は佐賀の追い上げにあいながらも、琉球が18-16の2点リードで最初の10分を終えた。

 第2クォーターは、佐賀の帰化選手、ジョシュ・ハレルソンが3ポイントを決めれば、琉球もヴィック・ローがミドルショットを立て続けに決め、NBA経験ある両チームの主力が奮闘。同クォーター中盤まで一進一退の攻防が続くなか、またしても琉球はタマヨがペイント内外でスコアを伸ばし、44-34の11点リードで折り返した。

 ハーフタイム明けの後半、第3クォーターも琉球は立ち上がりから高確率でアウトサイドのシュートを決め、一時20点差までリードを拡大。佐賀は苦しい時間帯で琉球の堅守を突破しきれず、12点ビハインドで最後の10分へ。

 最終第4クォーターは、一転してホームの大声援を背に佐賀が攻勢を強め、残り8分で8点差としたが、琉球は反撃をいなすようにタマヨと松脇圭志が3ポイントを沈めて再び2ケタ点差に。最後はセカンドチャンスからの得点で13-2と大差をつけた琉球が17点差で勝利した。

 琉球はローがチーム最多17得点12リバウンドのダブルダブルを記録し、岸本、松脇、アレン・ダーラムも2ケタ得点をマーク。タマヨはチーム最長30分59秒の出場で4本の3ポイント(成功率100パーセント)を含む15得点5リバウンド2ブロックと存在感を示した。

 佐賀はヨーリ・チャイルズが試合最多の23得点、ガルシアも15得点で続いたが、琉球が多投してきた長距離砲を止めきれず敗戦。昨シーズンから使用するSAGAアリーナの大声援に白星で応えることはできなかった。

 B1はこのカードが“先出し開幕”で、中1日を明けた7日に日本各地で第1節の11カードを実施。佐賀vs琉球の第1節・GAME2は同日15時05分ティップオフ予定だ。

■ 試合結果
佐賀バルーナーズ 63-80 琉球ゴールデンキングス(@SAGAアリーナ)
佐賀|16|17|16|14|=63
琉球|18|26|17|19|=80

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