NBA出身HC就任で「何もかも変わった」シェーファーが三河の変貌ぶり語る
B1中地区に所属するシーホース三河のシェーファーアヴィ幸樹が、9月25日に開催された「B.LEAGUE 2023-24 SEASON TIPOFFカンファレンス」に参加し、新体制となったチームの変化について語った。
三河は28年間チームを率いてきた鈴木貴美一ヘッドコーチが昨シーズン限りで退任。この夏、NBAワシントン・ウィザーズで約10年の指導者キャリアを重ねてきたライアン・リッチマン氏が新ヘッドコーチに就任した。
加入4年目を迎えるシェーファーは「ヘッドコーチが代わって新体制。完全に今までと違ったシーホース三河になっている」とチームの変貌ぶりに言及し、「シーズンを通して成長できればということと、ここ2年はプレーオフを逃しているので、チャレンジャーの気持ちで優勝へ向けて頑張りたい」と上位浮上への思いを口にした。
自身は今年3月に右ヒザ前十字靱帯断裂のケガで戦線離脱。現在も復帰へ向けたリハビリの日々が続いているものの、「何が一番変わったというのが難しいくらい何もかもが変わったというのが正直な印象。バスケットのスタイルも変わりましたし、あとはリッチマンHCがNBAから来ているということもあって、選手に要求するスタンダードのレベルが高いですし、同時にフロントであったりクラブ、会社に要求するスタンダードも高くなった」と、その変化を実感しているという。
「例えば遠征時の選手の食事だったりとか、練習時のスタッフの取り組み方だったりとか、何もかも変えようとしている。まだチームとしてそこにアジャストしきれていないところがある。全てが変わって新しい三河になったという印象です。これからどんどん一つになっていくかなと思います」
昨シーズンB1中地区5位だった三河は、新指揮官を迎え入れ、まさに心機一転。これまでとは違ったカルチャーを受け入れながら、さらなる高みを目指す集団へと進化しようとしている。
シェーファー個人としては、来夏に控える「パリ2024オリンピック」の日本代表入りも視界に入ってくる重要なシーズンとなるが、「まだ怪我から復帰の段階なので、まずはしっかり復帰をしてというところ」と慎重な姿勢だ。「代表代表って考えるのも良いかもしれないですけど、自分のチームでやるべきことをやって代表に見合う選手になれれば必ず代表に呼ばれる。まずはこれから始まるBリーグに向けて頑張りたいと思います」と新シーズンへの意気込みを語った。
三河の開幕戦は、10月7日(土)に松江総合体育館で行われるアウェーの島根スサノオマジック戦。同14日(土)にスカイホール豊田で行われるホーム開幕戦では、川崎ブレイブサンダースと対戦する。