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Bユースを目指すプレーヤー必見! U15、U18選手のとある1日を紹介

2025.03.28

選手

4月は新年度が始まる季節です。新たな環境で、新たな生活を送る人もいるでしょう。今回はBユースチームに所属する選手たちの1日を紹介。阿部竜大選手(レバンガ北海道 U18)、今西優斗選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18)、プラット聖也選手(長崎ヴェルカ U15)、宮里俊佑選手(琉球ゴールデンキングス U15)、岸歩武選手(サンロッカーズ渋谷 U15)のとある1日をピックアップするとともに、日々の生活でどのようなことを心掛けているのか聞きました。

レバンガ北海道 阿部 竜大

ポジション:PG
生年月日:2006年12月 24日
身長/体重:174cm/63kg

U15所属時からU18の大会に出場し、その後も中心選手として活躍。「B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2022」や「B.LEAGUE U18 ELITE6 LEAGUE 2022」などの優勝に貢献し、3年連続3回目の出場となった「インフロニア B.LEAGUE U18 ALL-STAR GAME」ではキャプテンを務めた。2023-24シーズンから2シーズン連続でユース育成特別枠(※Bユースの価値向上と育成強化の促進を目的にB.LEAGUE 2022-23シーズンより設けられた制度)として選手登録され、通算4試合に出場した。4月から大東文化大学に進学する。

 

北見市出身の僕は寮生活でした。6時過ぎに起床し、学校の準備をしてから朝食をとります。チームは北海道文教大学附属高校と教育連携協定を締結していることもあり、朝から体育館を利用できることが特徴の1つです。1時間ほど朝練をしてから授業。学校生活は充実していて、とても楽しかったです。(※2025年3月高校を卒業)
学校が終わったらチーム練習。試合をイメージして日々の練習に取り組んでいました。また、筋トレでは負荷をかけ、自分の限界のプラス5回に挑戦していました。
帰宅したらすぐに夕食の時間です。白米を多く食べること、たんぱく質(体重×2gの量)を多くとることを意識していました。朝、昼、夕の3食以外ではお腹が空いたら、おにぎりやサラダチキン、プロテインなどをとっていました。 その後は洗濯しつつ、トップチームの試合をチェックしたり、YouTubeを見たり。長めにお風呂に入り、23時頃には就寝です。
バスケがある日は睡眠時間をしっかり確保して、オフの日は映画やアニメを見て自分時間を過ごしていました。 トップチームとつながっているのはBユースの魅力です。僕はU15からBユースでプレーしましたが、トップチームの練習や試合に帯同することでより成長できたと感じています。Bユースは多くのことを吸収できるので、プロ選手になる近道だと思います。
 

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18 今西 優斗

ポジション:PG
生年月日:2006年5月16日
身長/体重:180cm/75kg

「B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2022」でMVPに輝くなどU15時代からチームをけん引。U18昇格後は16歳7カ月8日でプロのコートに立ち、当時のB1最年少出場記録を更新した。初優勝を飾った「インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2024」でもMVPを受賞。3月にユース育成特別枠選手としての活動を終え、特別指定選手として選手登録された。

 

7時頃に起床します。朝から多くの量を食べられないので、その分は昼食と夕食で補うようにしています。
高校3年間はとても楽しく、ユース以外の友だちもたくさんできました。バスケットボールと両立するため、テストには力を注いでいました。 学校が終わったら体育館に向かい、補食をとってからシューティングです。ウエイトトレーニングでは、僕は体のバランスが悪いので、左右をそろえる意識で取り組んでいます。チーム練習では選手同士で積極的にコミュニケーションを取り合うことを意識していました。チーム練習後もワークアウトやシューティングを行い、ケガ予防のためにストレッチをして終了です。
帰宅後は夕食をとってからお風呂に入り、24時頃には寝るようにしています。アニメを1話見るのは1日のなかで欠かせないルーティン。オフの日はチームメートと遊ぶことが多く、コート外でも仲良しです。
Bユースを選んで良かったのは、プロのレベルを早い段階から知れたことです。ユース育成特別枠制度でトップチームに合流できたことが良かったです。学べる環境が整っているので、それを最大限に活かせるかどうかは自分次第だと思います。向上心を忘れずに取り組めば成長できると思います!
 

長崎ヴェルカ U15 プラット 聖也

ポジション:︎PF
生年月日:2009年7月26日︎
身長/体重:︎191cm/︎86kg

中学2年次、世界に通用する選手の育成などを目的としたU14ナショナル育成センターキャンプのメンバーに選出。2024年にはサン・クロレラジャパン株式会社が創設したチームのメンバーにも選抜され、アメリカで開催された大会に出場した。U15所属ながら飛び級でU18の大会にも参戦。恵まれた体格を活かし、「B.LEAGUE U18 REGIONAL LEAGUE 2024」の熊本ヴォルターズ U18戦では18リバウンドを記録した。

 

6時に起床し、自分で朝ご飯を作って食べています。朝、昼、夜の食事ではとにかく量を食べることを意識していて、野菜もバランスよくとるようにしています。
身支度をしてから学校に向かいます。中学校では生徒会長を務め、楽しい日々を過ごせました。平日は家で勉強する時間を十分に取れない分、日々の授業で覚えられるように集中して受けていました。 学校を終えて帰宅後、練習場に向かう前に自分で補食用のおにぎりを作っています。練習前に1個、練習後に2、3個食べます。
チーム練習で意識しているのは失敗を恐れずに挑戦すること。今は下半身を中心に鍛え、体の正しい動かし方を学んでいるところです。また、チーム練習がない時は自分で体育館を借り、シュート力を向上させるためのトレーニングに励んでいます。
帰宅したらお風呂で体を温めて、できるだけ早く寝るように心掛けています。 海外の大学に挑戦する夢を持っているので、プレー面以外では英会話に力を入れています。オフが続く場合は自主練で体を動かして、オフが1日だけの場合はしっかりと体を休めるようにしています。自分時間には映画鑑賞やゲーム(Xbox)を楽しみます。
Bユースは自分の夢を叶えるための環境が整っています。レベルが高く、毎日学びと成長があるので、Bユースを選択肢として悩んでいるのなら積極的に挑戦するべきです!
 

琉球ゴールデンキングス U15 宮里 俊佑

ポジション:PG
生年月日:2009年8月26日
身長/体重:181cm/70kg

小学3年から琉球ゴールデンキングスのスクールに通い、2022年8月には当時中学1年ながらトップチームの練習に参加。高いボールハンドリング能力を誇り、自ら得点を取りつつ、周りの選手を活かすこともできる。準優勝した「B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2024」ではベスト5を受賞。琉球の桶谷大ヘッドコーチから「中学3年生とは思えないくらい長所が多い選手」と高い評価を受ける。

 

自分で作った目標設定シートを見てやる気を出すことが起床後のモーニングルーティンです。お風呂に入り、朝ご飯を食べて準備したら登校。学業も怠らないようにしていて、勉強とバスケットボールを両立できていると思います。
練習場への移動時間におにぎりなどの補食をとってから、チーム練習に臨みます。練習でやっていることが試合で発揮されると思っているので、体力的にキツい時や、自分に足りないスキル練習の時こそ意識しています。学んだことはバスケノートにメモしておきます。
約2時間の練習を終えて帰宅したら夕食です。食事に関しては母親が栄養面を考慮したメニューを準備してくれるので、今は苦手なものでもたくさん食べるように心掛けています。 練習がない日は自主練や体幹トレーニングに取り組んだり、トップチームやNBAの試合を見たり。YouTubeを見てリラックスすることもあります。 Bユースではトップチームを身近に感じられるので、目標を設定しやすいと思います。トレーニング面では経験豊富なコーチやトレーナーから直接教われることも特徴の1つです。環境が整っているので、自分次第で大きく成長できると思います。
 

サンロッカーズ渋谷 U15 岸 歩武

ポジション:︎PG
生年月日:2009年5月10日︎
身長/体重:172cm/69kg

学生時代に日本一に輝いた両親を持ち、姉も全国大会に出場するなどバスケットボール一家。U12からサンロッカーズ渋谷のユースチームでプレーし、3位入賞を果たした「B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2024」ではベスト5に輝いた。高い得点能力を誇り、キャプテンとしてもチームを引っ張る。
 

起床したら、『ONE TAP SPORTS(ワンタップスポーツ)』というアプリに朝のコンディションを入力します。体づくりにおいては、体重の管理を意識的に取り組んでいます。
朝食をとってから登校です。学校では気を張らなくていいので、リラックスできています。学校以外では勉強できる時間が限られていることもあり、練習場所までの電車移動時間を使って勉強するようにしています。 チーム練習では常にゲームを意識して、どんな時も全力でプレーすること。個人的にはフォームを確認しながらのシューティングにも力を注いでいます。練習後にプロテインを飲んでいて、日々の食事でもたんぱく質を多くとるようにしています。
帰宅後はお風呂や夕食を済ませ、セルフケアをしてから就寝です。自分時間がある日は様々なカテゴリーの試合を見ています。1日オフの日は自分の好きなことや趣味に時間を充てています。 トップチームが身近にあるBユースの利点は、目標とする選手たちを常に見ていられること、プロのコーチからプロになるために必要なものを教わることができること。プロになりたい夢があるなら、Bユースはそれを叶えるための環境が整っていると思います。

ユースに所属する選手の1日をご紹介しました。選手たちはBユースの環境をいかしてそれぞれの目標に向かって邁進しています。今後もU18・U15の選手たちの成長に注目していきたいですね。

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