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インフロニアB.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2025開幕 初出場チームも「自分たちのバスケ」を求めて奮闘

2025.03.27

見どころ・レポート

2025年3月26日(水)、「インフロニアB.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2025」が開幕した。初日は予選リーグが行われ、参加51チームが東京体育館 (東京都渋谷区)に足を踏み入れた。中でも格別の思いを抱いて参加したのは、大会初出場となった東京ユナイテッドバスケットボールクラブ U15、福井ブローウィンズ U15、徳島ガンバロウズ U15の3チームではないだろうか。

 

東京U U15はチーム設立3年目。トップチームのB.LEAGUEライセンス交付に伴い、クラブチーム登録からBユース登録に変更、今大会への出場が可能になった。「創設時の中学1年生が、3年になったタイミングで、初めてこの大会に出ることができたのでよかったです。3年間、自分たちで考え、コミュニケーションをとり、自主的に練習の質を上げられるように頑張ってきた選手たちなので」と小林直世ヘッドコーチは選手たちの歩みをたたえる。迎えた長崎ヴェルカ U15との初戦では、競り合いを演じていたものの、後半突き放される形で敗退となった。キャプテンの#10遠藤光基は「最初はやはり緊張しましたが、自分たちのバスケが通じる時間帯もありました。後半はリバウンドやルーズボールを徹底できずに、相手のペースに飲み込まれてしまったと思います。明日は自分もディフェンスからハッスルして、試合を通して自分たちのバスケができるように頑張りたい」と反省を語り、明日へと気持ちを切り替えていた。

福井 U15は、チーム結成2年目。キャプテンの#3権田優賀がただ一人の3年生。「将来は福井ブローウィンズでプレーできるような選手になりたい」とU15を引っ張ってきた。森脇慎也ヘッドコーチが「やはり、初めての大舞台で、選手たちは上がっていたと思います。2試合目は緊張もほぐれ、自分たちのバスケを表現しようとしてくれましたが、相手のレベルが高く、思うようにはできませんでした」と、振り返った。初日に2敗してしまったが、「明日の仙台89ERS U15の上山真ヘッドコーチは、福井 U15の立ち上げ当初のヘッドコーチです。選手たちの成長した姿を見せることができればうれしいですね」と最終戦に臨む。

徳島 U15は昨年4月にチームができたばかり。ヘッドコーチはトップチーム創設にも尽力した若松直樹さんで、ユースチームの立ち上げも行っている。同じ徳島県のRIZINGS徳島が年初の「京王Jr.ウインターカップ2024-25」で優勝を遂げているだけに、「とてもいい目標です。これから追い付け、追い越せでやっていきたい」と共に徳島県のバスケットボールを底上げしていく存在となることを目指している。

昨年大会ベスト4に入った横浜ビー・コルセアーズ U15(優勝)、琉球ゴールデンキングス U15(準優勝)、サンロッカーズ渋谷 U15(3位)、ベルテックス静岡 U15(4位)はそれぞれ1試合を戦い、順当に勝利を収めた。 初出場チームも、実績あるチームも、いかに「自分たちのバスケ」を遂行できるかがポイントとなりそうだ。明日は予選リーグ2日目、いよいよ決勝トーナメント進出チームが決まっていく。

 

■「インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2025」概要
【目的】 「インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2025」は、B.LEAGUE U15チームの文化の構築と醸成、世界に通用する選手の輩出に向けた育成強化の礎を形成するための機会を提供する。
【開催日程】 2025年3月26日 (水) ~3月30日 (日)
【会場】 東京体育館 (東京都渋谷区)
【大会形式】大会1・2日目 : 13グループ (1グループ3~4チーム) に分かれて、予選リーグ
大会3・4・5日目 : 予選リーグを勝ち抜いた13チームによる決勝トーナメント
【出場チーム】 計51チーム
【大会公式サイト】https://www.bleague.jp/u15-championship/2025/

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