【B2第28節 見どころ】信州が福井をホームに迎え撃つ…福岡は上昇気配の神戸と対戦

攻守両面で奮起が期待されるエリエット・ドンリー【(C)B.LEAGUE】
「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON」B2リーグ戦は、各クラブ残り10試合をきった。第28節は今シーズン最後の水曜開催。1つの勝敗が順位争いを左右するシーズン終盤、ラストスパートへ弾みをつける意味でも、ここで1つの白星を積み上げておきたいところだ。
4節連続で1勝1敗と足踏みが続いていた信州ブレイブウォリアーズは、接戦となったアルティーリ千葉とのGAME1を勝ちきれず、GAME2は外国籍選手全員を含む5人が欠場して完敗。東地区2位を富山グラウジーズに譲り、2ゲーム差をつけられた。タイトなスケジュールの今節と次節は、選手起用のやり繰りにも苦慮しそうだ。
福井ブローウィンズも正念場を迎え、前節はライジングゼファー福岡とのGAME1に敗れて4連敗となったが、GAME2は西野曜が27得点と大爆発して勝利。ベンジャミン・ローソン欠場の穴も、ペリー・エリスが14リバウンドで埋めた。東地区3位以内の可能性もまだ残る中、今節は信州との4ゲーム差を1つ縮めるチャンス。この白星を好転のきっかけにできるか。
ここまでの対戦成績は福井が3勝2敗とリード。信州がタイブレークのアドバンテージを得るには、21点差での勝利が必要となる。前節GAME2で21得点のアキ・チェンバースと19得点のエリエット・ドンリーは、引き続き得点への意識を高めたい。今節も外国籍選手に欠場者が出た場合、特にドンリーのサイズはディフェンス面でも大きな意味を持つことになるはずだ。

4試合連続でチーム最多得点を挙げている鹿児島のマット・ハームス【(C)B.LEAGUE】
鹿児島レブナイズはB2復帰初年度で「りそなグループ B2 PLAYOFFS 2024-25」への進出が決定。今節の相手であるA千葉に対しては、プレーオフで激突することも想定されるため良い感触を得ておきたい。過去3度の対戦はいずれもファウルがかさみ、フリースローでの失点が多かったが、ターンオーバーを誘うこともできた。ディフェンスの強度を維持するか、あるいは変化をつけるか、フェルナンド・カレロヘッドコーチのゲームプランが興味深い。
前々節に今シーズン初の連勝をマークした勢いを活かせず、愛媛オレンジバイキングスは熊本ヴォルターズに連敗。今節の相手はワイルドカード下位を熊本に明け渡したバンビシャス奈良。クラブ史上初のプレーオフ進出を目指す奈良に対し、愛媛は受け身になると波に飲まれてしまうだろう。前節から戦列に戻った青木龍史がアグレッシブに得点を狙い、チームを奮い立たせることを期待したい。

負傷離脱から1カ月半ぶりに復帰したジョシュア・スミス【(C)B.LEAGUE】
西地区首位の福岡はジョシュア・スミスが戦列復帰を果たしたものの、前節は1勝1敗にとどまり、同地区2位・鹿児島とのゲーム差が3に縮まった。今節対戦する神戸ストークスは5連勝中と逆転プレーオフ進出へ向けて勢いに乗っており、福岡にとっても一筋縄ではいかない相手だ。スミスとアイザック・バッツの重量級マッチアップは、勝敗を分けるポイントの一つ。ローポストでの攻防以上に、リバウンドの奪い合いが大きなカギを握ることになるだろう。
文=吉川哲彦
■B2第28節試合日程
・アルティーリ千葉vs鹿児島レブナイズ(@千葉ポートアリーナ)
3月26日(水)19時~
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・ベルテックス静岡vs熊本ヴォルターズ(@静岡市中央体育館)
3月26日(水)19時~
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・愛媛オレンジバイキングスvsバンビシャス奈良(@松山市総合コミュニティセンター)
3月26日(水)19時~
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・青森ワッツvs富山グラウジーズ(@カクヒログループスーパーアリーナ)
3月26日(水)19時5分~
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・福島ファイヤーボンズvs山形ワイヴァンズ(@円谷幸吉メモリアルアリーナ)
3月26日(水)19時5分~
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・ライジングゼファー福岡vs神戸ストークス(@照葉積水ハウスアリーナ)
3月26日(水)19時5分~
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・信州ブレイブウォリアーズvs福井ブローウィンズ(@ホワイトリング)
3月26日(水)19時35分~
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