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【EASL Final 4】琉球、勝負所で3Pシュートが決まらず惜敗

2025.03.08

見どころ・レポート

 

流れを引き寄せられず、3位決定戦へ

3月7日、マカオ特別行政区のスタジオシティでEASL 2024-25 Final 4が開幕。グループBを1位通過した琉球ゴールデンキングスは、セミファイナルでグループA2位の桃園パウイアンパイロッツと対戦した。琉球は9点差で迎えた後半、本来のバスケを見せて一旦逆転したものの、勝負所で3Pシュートが決められず。64-71で敗れた。明後日3月9日は、ニュータイペイ・キングス(グループB2位)との3位決定戦に臨む。

グループステージでの琉球は、国内の試合とは異なる運営やコールの感覚に戸惑いを感じさせる場面も時折あったものの、接戦をものにする粘り強さを発揮。5勝1敗でグループB1位となってFinal4進出を決めた。対する桃園パウイアンパイロッツ(台湾)は昨季のリーグMVP、#69ルー・ジュンシャン、#21アレック・ブラウン、#24トレベオン・グラハムなどオフェンスを武器とするチーム。琉球にとっては、ディフェンスがカギとなると思われた。

スターターは#14岸本隆一、#12ケヴェ・アルマ、#15松脇圭志、#18脇真大、#45ジャック・クーリー。1Q残り8分を切ったところで、#14岸本がピックプレーから3Pシュート射抜いてチーム初得点すると#45クーリーもインサイドで追加点。悪くない立ち上がりだったが、桃園に速い展開から得点を許し、残り5分で5-10という出だしになる。その後、琉球は#12アルマ、#14岸本、#18脇らが積極的に3Pシュートを放つが決まらず。#45クーリー、#12アルマがインサイドでのシュート、#3伊藤達哉のフリースローで得点を重ねたものの、#69ルーの3Pシュート、#12リー・ジャカンのシュートなど桃園の得点が決まり、10-19のビハインドで1Qを終えた。琉球はリバウンドでは14-7と上回ったものの、3Pシュートは1/13と低調だった。

2Q、琉球はバックコートからプレッシャーをかけたが、桃園のリズムを崩せない。残り7分には16-28までリードを広げられてしまった。流れが悪い琉球は、#47平良彰吾がチーム2本目の3Pシュートを沈めるとさらにスティールするなど存在感を発揮。すると残り5分半、#14岸本のアシストで#53アレックス・カークがフローターを成功。さらに#12アルマもリバースレイアップで追加点を奪うなどリズムが良くなる。そして残り3分強、合わせのプレーから#18脇がレイアップを沈めて24-28と差を詰めた。それでも、桃園は#69ルーが得点源になってリードをキープ。28-37でハーフタイムを迎えた。前半、琉球は2Pシュートこそ56.25%(9/16)といい数字だったが、3Pシュートは2/22で9.09%と低調なままだった。それを受けて、桶谷大HCはハーフタイム中に「自分たちの良いバスケができてない。パスを回してオープンを作れるように修正したい。ディフェンスは機能しているので、オフェンスをしっかり組み立てたい」と語った。

3Q、桶谷HCの言葉どおり、オープンを作って3Pシュートを放つが、得点につながらない。その間、桃園#24グラハム、#69ルーに追加点を許し、残り7分強で28-42と点差が広がってしまう。それでも残り6分22秒、#14岸本がプルアップからチーム3本目の3Pシュートを成功すると、#10荒川颯も続けて3Pシュートを決める。さらに#45クーリー、#14岸本がフリースロー、#12アルマのフックシュートと3分半で12-2のランを作った。その後琉球は#12アルマの3Pシュート、#53カークのダンク、#45クーリーの3ポイントプレーと続けて残り38秒で2点差に。このあと桃園#24グラハムにフリースロー1本を決められたものの、#8植松義也がブザービーターを沈めて50-51で3Qを終えた。

そして琉球は4Qファーストプレーで、#10荒川がフローターを決めて52-51と逆転。ここからは一進一退の攻防が繰り広げられ、残り5分で60-61 となる。ここから2分弱、スコアが動かなかったが、桃園が先に得点して3点差に。3Pシュートを放つが決まらない琉球とは対照的に桃園は#30パイ・ヤオチェンのフリースロー、#21ブラウンの3Pシュートで追加点をあげ、残り49秒で7点差を付けられてしまった。琉球は、残り38秒に#12アルマがフリースロー2本を成功。さらに残り7.5秒には#53カークがダンクを決めたものの、64-71で敗戦しファイナル進出はならず。明後日3月9日の3位決定戦では、ニュータイペイ・キングス(グループB2位)と対戦する。

琉球は#53カークが13得点、#12アルマ、#14岸本、#45クーリーが11得点と4選手が2桁得点をマーク。2Pシュートは55.17% (16/29)と高確率で決め、リバウンドでも50-33と上回ったものの、3Pシュートは44本放って成功7本(15.91%)のみにとどまった。特に勝負所となった4Q残り5分から0/6と決まらなかったのが勝敗に響いた。

【EASL 2024-25 Final 4 概要】

日程:※時間はすべて日本時間
・2025年3月9日(日)
17:10 TIPOFF 3位決定戦 琉球ゴールデンキングス vs ニュータイペイキングス
20:10 TIPOFF 決勝戦 広島ドラゴンフライズ vs 桃園パウイアンパイロッツ
会場:スタジオシティ(マカオ)
チケット:The East Asia Super League Final Four チケットページ
配信:U-NEXT独占配信
特設サイト:https://www.bleague.jp/easl/2024-25/

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