富樫勇樹が本拠地開催のオールスターで有言実行のMVP「船橋市の方々のプレゼントなのかな」
©B.LEAGUE
1月19日、LaLa arena TOKYO-BAYでの「りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKNEND 2025 IN FUNABASHI」が2日目を迎え、「インフロニア B.LEAGUE U18 ALL-STAR GAME」、「りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME」が行われました。
©B.LEAGUE
「インフロニア B.LEAGUE U18 ALL-STAR GAME」ではユース所属選手たちが激突。接戦が繰り広げられ、B.LEAGUE U18 HELIOSがB.LEAGUE U18 JADEを87-78で下しました。HELIOSのキャプテンを務めた今西優斗(名古屋ダイヤモンドドルフィンズU18)は「両チームの選手が高校生らしく全力を出して戦えたのは良かったと思います」と話し、3大会連続3回目の出場となった阿部竜大(レバンガ北海道U18)は「最高の舞台でプレーできて、本当に非常に楽しかったです。スタッフや関係者に感謝しています」とコメントしました。
©B.LEAGUE
いよいよ迎えた「りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME」では選手がそれぞれのパフォーマンスでコートに姿を現すと、篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)は会場天井から舞い降りてくるサプライズ登場。すると、氣志團に扮した辻直人(群馬クレインサンダーズ)が逆に舞い上がるなど、試合開始前から会場を沸かせました。
©B.LEAGUE
B.LEAGUEを代表する選手たちによる夢の対戦は川真田紘也(長崎ヴェルカ)のアリウープで幕を開けると、ダンクや3ポイントシュートなど華々しいプレーが連発。第1クォーターからリードを奪ったB.WHITEがB.BLACKを119-114で下しました。チームは敗れたものの、オールスターを盛り上げた川真田がMIPに。そして、MVPは初出場のオールスターで躍動した渡邊雄太、5本の3ポイントで15得点を挙げた富樫勇樹(ともに千葉ジェッツ)、両チーム最多21得点を記録した須田侑太郎(シーホース三河)、ダンクなど積極的なプレーを見せた吉井裕鷹(三遠ネオフェニックス)の4人に絞られました。SNS投票の結果、「ホームコートアドバンテージを使ってどんな手を使ってでもMVPを取る!」と公約を掲げていた富樫が最多55パーセントの得票率を獲得。初年度以来のMVPを受賞しました。
オールスター“初代MIP”の称号を手にした川真田は「歴史に名を刻めてうれしいです」と喜びの言葉。初出場で緊張したというが、「楽しくプレーできましたし、先輩にも絡めたので良かったと思っています」と話し、遠藤祐亮(宇都宮ブレックス)や辻直人(群馬クレインサンダーズ)と会話したことを明かした。賞金50万円の使い道について聞かれると、「家にソファがないので、ちょっといいソファでも買おうかなとか思いながらもわからないですよ。本当に何も決めていないです」とコメントしました。
©B.LEAGUE
ホーム開催のオールスターで有言実行のMVP受賞を果たした富樫は「船橋市の方々のプレゼントなのかなという気持ちがあります」と語り、ファンへの思いを口にしました。
「千葉Jで長くプレーしているなか、たくさんの投票で選んでいただき、スターターとしてプレーできたこと、そしてMVPも含めてこの2日間を楽しめました。イベントがあって、ゲストが来て、いろいろな方に盛り上げていただきました。大成功のオールスターを船橋市で開催できたと思うので、すごくうれしいです」
2026年のオールスターは舞台を長崎県に移します。馬場雄大(長崎)は「ハピネスアリーナをはじめとした長崎スタジアムシティが誕生し、長崎が盛り上がっているのを感じています。皆さんにもその熱量を肌で感じていただきたいと思います。来年、長崎で待っています。よろしくお願いします」とメッセージを送りました。