チケット購入

B.MAGAZINE

1月14日 理事会に関するメディアブリーフィング レポート 「2032年までにBユース出身選手からNBA選手を輩出する」

2025.01.14

その他

 

1月14日、B.LEAGUEオフィスにてB.LEAGUE理事会に関するメディアブリーフィングが行われました。

まずはマーケティングレポートとして、現在までの入場者数が発表されました。B1の入場者数は平均4880人で、昨シーズンの4617人を上回り順調に推移しています。同じくB2の入場者数は、昨シーズンの2304人に対して2506人と、こちらも順調に推移しています。

千葉ジェッツが昨シーズンの4634人から1万0193人、長崎ヴェルカが3630人から5433人と、新アリーナの利用開始に伴い入場者数が大幅に伸びています。また越谷アルファーズは2324人から3648人、滋賀レイクスは3688人から4338人と、昇格チームも入場者数を順調に増加させています。

島田慎二チェアマンは、入場者数についてこう語っています。「昨シーズンも伸ばしたので、ここから急激に伸ばすのは難しいですが、微増ではあれ伸ばしています。アリーナの環境が整わないところが少し数字を落としていて、神戸ストークスはアリーナが使えず苦戦していますが、4月に新アリーナがこけら落としとなりますので、巻き返して昨年並みになると期待しています」

また、Bユースの現状と今後についての説明が、増田匡彦常務理事から行われました。

B.LEAGUEの使命は「世界に通用する選手を輩出する」であり、Bユースはそんな選手を育成、強化する環境を創り出すとともに、日本のバスケットボール文化の普及と発展を目的に設立されました。U15は2016年度に4チームでスタートし、現在はB3も含めて51チームへと数を増やしています。U18は2021年度に16チームでスタートし、現在は38チームが活動しています。

トップチームとの連携、プロとの距離が近いという強みを生かし、U15は10年かけて各地域のトップチームになっており、年初に行われたJr.ウインターカップではベスト16のうち8チームをBユースのU15チームが占め、琉球ゴールデンキングスU15が準優勝となっています。U18日清食品ブロックリーグ2024では、名古屋ダイヤモンドドルフィンズU18が東海ブロックで優勝しました。また横浜ビー・コルセアーズU18出身のジェイコブス晶選手はパリ五輪の日本代表メンバーとなり、今シーズンのB.LEAGUEではU22枠としてBユース出身者3名がプロ選手として在籍しています。

そのユースをさらに充実させるために「B.RAISE PROJECT」(仮称)がスタートします。海外の専門家を招聘し、海外の事例を取り入れながら育成ガイドラインを策定し、コーチ養成プログラムを始動させます。目標は、2032年までにBユース出身選手からNBA選手を輩出することです。

またこの日、インフロニア・ホールディングスを冠パートナーに迎えた「インフロニア B.LEAGUE U16 CHALLENGE CUP 2025」、「インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2025」という大会の開催が発表されました。

これだけユースに力を入れる理由を、増田常務理事はこう語っています。「バスケットボール界の発展がB.LEAGUEの発展に繋がります、まさにそれが日本代表なのですが、八村塁選手、渡邊雄太選手、河村勇輝選手はBユースが育てたわけではなく、彼らの出現は偶発的なもの。それを必然にするのがBユースです。Bユースで良い選手を育てて、海外に挑戦して、日本代表になって……その盛り上がりがB.LEAGUEに還元される流れを自分たちで作っていきたいです」

関連記事

PICKUP VIDEO

Bリーグ
オリジナル特集