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【EASL】琉球ゴールデンキングス、EASL2024-25シーズン初黒星喫す

2025.01.09

見どころ・レポート

 

前半のビハインドを覆すことができず

東アジアスーパーリーグ(EASL)で昨年内の4試合すべてに勝利してファイナル4進出を決めていた琉球ゴールデンキングスが、アウェーで戦ったニュータイペイキングス戦に63-99で敗れ、今季初黒星を喫した。琉球は現時点で4勝1敗。レギュラーシーズンでメラルコ・ボルツ(フィリピン)との1試合を残し、首位の座は変わらず維持している。

1Q、#7ジェレミー・リンのフィールドゴールで先制を許した琉球は、開始から2分半得点できずに終わるなど、この日はなかなか自分たちのペースでプレーすることができなかった。#18脇真大のアシストで#53 アレックス・カークが初得点を奪ってからもオフェンスで勢いづくことができず。残り5分に#1ジョセフ・リンのジャンプシュートが決まったところで2-10の劣勢となった。#14岸本隆一のレイアップ、#53カークのフリースローや#15 松脇圭志の得点でつなぐものの、このクォーターは12-19のビハインドとなった。

盛り返したい琉球は2Q、まず#3伊藤達哉のフリースロー2本成功で追い上げると、クォーター半ばに#10 荒川颯の絶妙なパスを#53カークがダンクでフィニッシュして18-23としたあたりまでは十分対抗していた。しかしその後ハーフタイムまで、#45ジャック・クーリーと#18脇によるフィールドゴール2本成功のみのとどまり、4-16のランで22-39と突き放されてしまう。

波に乗れない琉球は3Qには31失点を喫する低調な出来。逆にニュータイペイはホームコートアドバンテージをフル活用するかのように躍動。琉球はこのクォーターも10得点しか奪えず、最終クォーター開始時点で32-70と挽回が難しいところまで引き離されてしまった。

ニュータイペイはこの時点で#7リンが20得点。主力の勢いを止めることができないままの琉球は、最後の10分間に意地を見せようと逆襲を期す。しかし4Qも、琉球の望むようなスタートにはならず。このクォーターの先制点はニュータイペイで、琉球のベンチテクニカルによるフリースローだった。

それでも琉球は、ここにきて#14岸本の連続3Pシュートや#4ヴィック・ローのフィールドゴールで徐々にリズムを生み出し始める。#14 岸本はさらにこのクォーター3本目の3Pシュートも成功。#18 脇、#53 カークの連続得点など、終盤にはキングスらしさを発揮する時間帯があった。特別指定で加わった#2塚本智裕もEASLでの初得点を記録することができた。

ただ、前半の38点差というビハインドは挽回するにはあまりにも大きすぎた。琉球は失点を2桁に抑えたものの、悔しい大敗となってしまった。

この試合では、#7リンに26得点を許したほか、前回の対戦では出場していなかった元NBAプレーヤーの#25オースティン・デイに22得点を献上した。チーム全体ではニュータイペイに3Pシュートを34本中14本決められ(成功率41.2%)、逆に琉球は28本中4本しか成功させられなかった点が響いた。また、琉球が強みとするべきリバウンドで29-45と圧倒されたことは大きな敗因と言えるだろう。

琉球側のスコアリングリーダーは、13得点の#45クーリー。#45クーリーはリバウンドも10本奪うダブルダブルだった。琉球ではほかに、3Pシュートを4本中3本成功させた#14岸本が12得点、#53カークが10得点と3人が得点を2桁に乗せている。

琉球はニュータイペイと昨季の2試合も併せて通算2勝2敗。しかし、アウェーで勝てていない。EASLではニュータイペイ戦に限らず、アウェーでの悔しい黒星を重ねてしまっているが、1月22日(水)にアウェーで戦うレギュラーシーズン・フィナーレのメラルコ戦では、ぜひとも勝って終わりたいところ。キングスらしいしぶとい戦いぶりを期待したい。

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