「B.革新」B.LEAGUE PREMIERに秋田ノーザンハピネッツと大阪エヴェッサが参入、全26クラブでのスタートが決定
12月26日、B.LEAGUEオフィスにてB.PREMIERライセンス交付クラブの発表会見が行われました。12月19日にライセンスの交付を受けた茨城ロボッツと京都ハンナリーズに続き、今日は秋田ノーザンハピネッツ、大阪エヴェッサのライセンス交付が決定しました。
島田慎二チェアマンは秋田へのライセンス交付について「秋田県が通常では考えられないスピードで蓋然性を積み上げました。具体的には、110億円もの事業費の増額やその直後に再公告が行われ、応札者が少なくとも1社はいることが確認できました」と、大阪については「新設から改修へと計画の切り替えが発生し、さまざまな課題があった中で、クラブの方ではライセンス事務局とも連携し自治体や改修工事を行う事業者に掛け合い、必要な基準を具備すべく交渉を重ね、ライセンス交付に至りました」と説明しました。
「B.革新」初年度となる2026-27シーズン、B.LEAGUE PREMIERに参入するのは全26クラブとなります。もともとB.LEAGUE PREMIERは18チームを上限として審査がスタートしましたが、途中で上限を撤廃する方針転換がありました。「昨年の12月に上限を撤廃した時も26クラブまで増えるとは思っていませんでした。各クラブの努力と各地域の皆様の支えがあって、これだけのクラブが参入することになりました」と島田チェアマンは感謝を語ります。
その上で「単にバスケリーグがバスケをやっていればいいわけではなく、いかに地域社会に、ひいて言えば日本社会に貢献していくか。地方創生リーグとうたっていますから、ハードであるアリーナとソフトとなるクラブが中心になって経済効果的にも社会価値効果としても街に対して影響力を及ぼしていきたい」と、今後のB.LEAGUEが担うべき責任について持論を話しました。
「沖縄アリーナを筆頭に新設のアリーナがすでにスタートしているところでは周辺の経済効果を含めてその価値を感じていただいていますが、全国的にはアリーナとクラブの連携、価値がそれほど評価されていない。これはB.LEAGUEの力不足で、地元にもたらす経済効果や社会価値、あとは価値換算はできませんが未来の子供たちにスポーツを通じてアリーナとクラブがどれだけの価値を生み出すのか。その結果を出し、それを啓蒙していくのがB.LEAGUEの重大な責務だと感じています」
これでB.LEAGUE PREMIER初年度となる2026-27シーズンは、全26クラブ、以下の通りの2地区での実施となることが決定しました。
東地区
レバンガ北海道
仙台89ERS
秋田ノーザンハピネッツ
茨城ロボッツ
宇都宮ブレックス
群馬クレインサンダーズ
アルティーリ千葉
千葉ジェッツ
アルバルク東京
サンロッカーズ渋谷
川崎ブレイブサンダース
横浜ビー・コルセアーズ
富山グラウジーズ
西地区
信州ブレイブウォリアーズ
三遠ネオフェニックス
シーホース三河
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
滋賀レイクス
京都ハンナリーズ
大阪エヴェッサ
神戸ストークス
島根スサノオマジック
広島ドラゴンフライズ
佐賀バルーナーズ
長崎ヴェルカ
琉球ゴールデンキングス