Bリーグ選手も多数輩出!高校バスケ入門者向け「SoftBank ウインターカップ2024」注目校紹介
高校生の熱い戦いに注目!
「SoftBank ウインターカップ2024」が12月23日に開幕する。高校生プレーヤーにとってシーズン最後の夢舞台は、日本バスケファンの誰もが注目する大会。これまでも多くのBリーグスターを輩出してきているし、今大会から将来のBリーグスターも生まれるはずだ。今回は、高校バスケは詳しくないという方に向けて、男子注目チームを簡単に紹介していきたい。
高校バスケの1年は、新チームによる春の新人戦から始まり、ブロック大会、夏のインターハイ(高校総体)、秋に行われるU18日清食品リーグを経て、ウインターカップを戦うというサイクルで行われる。つまりウインターカップは各チームが1年の集大成を見せる戦いの場なのだ。
まず紹介したいのが、インターハイで創部初の日本一となった東山高(京都府)だ。エース#5瀬川琉久(U18男子日本代表)、キャプテンの#4松島慎弥という頼れる3年生がいて、横浜BC U15出身のスコアラー#11佐藤凪や中学時代に何度となく全国大会優勝を経験してきたスーパールーキー、#14中村颯斗と屈指のオフェンス力こそが武器のチームである。
そのOBには有力ガードが多い。例えば、スコアリングガードの#77岡田侑大(京都ハンナリーズ)。高校2年生では2015年のインターハイで4強入りを果たしたほか、翌年のインターハイ、ウインターカップで準優勝になっている。また先日インカレを制覇し、川崎に特別指定選手として加入予定の米須玲音(日本大)も同校出身の司令塔。米須は2020年大会でチームを準優勝に導き、大会ベスト5にも選ばれている。
続いて紹介する美濃加茂(岐阜県)は、今年歴史を作ったチームである。昨年のウインターカップで創部初のベスト8に入ると、今年のインターハイでは岐阜県勢として初の決勝進出、準優勝と結果を残した。昨年からスタメンを務める後藤宙、エブナ・フェイバー、深見響敏の3人と、ダブルキャプテンとして存在感を発揮している藤田大輝、関健朗という5人は不動のスタメンとしてプレー。U18日清食品トップリーグでも準優勝という結果を収めている。激しいディフェンスをベースに、コート上5人の誰もが得点できるというバスケは見ごたえあるもの。“こういうバスケが好きだ”という方も少なくないはずだ。司令塔の深見は、「準優勝、準優勝と来ている。最後は優勝してみんなで笑って終わりたい」と意気込みを語っている。
ここからは福岡県の2チームを紹介したい。福岡大附大濠高は昨季、特別指定選手としてライジングゼファーフクオカでプレーし、男子日本代表にも呼ばれた渡邉伶音という大黒柱がいて、髙田省吾、湧川裕人(三遠・湧川颯斗は実の兄)、見竹怜など経験豊富な3年生がいることが最大の強み。地元開催となったインターハイでは準決勝で敗れて3位となったものの、U18日清食品トップリーグでは僅差の試合を次々とものにして初優勝。ウインターカップの組み合わせではタフな山に入ったが、片峯聡太コーチや選手たちは「ワクワクする組み合わせ」と前向きに語っている。それも夏からの上積みがあるこそ言える言葉だろう。大会本番が楽しみである。そのOBというと金丸晃輔(佐賀)や津山尚大(島根)、牧隼利(大阪)、西田優大(アイシン)、井上宗一郎(越谷)など枚挙に暇がない。さすがは名門校である。
同校のライバルと言えるのが福岡第一高である。横浜BCからNBAグリズリーズに移籍した河村勇輝に鵤誠司(宇都宮)、並里成(群馬)、松崎裕樹(横浜BC)、小川麻斗(千葉J)などこちらも数多くのBリーグ選手を輩出している名門だ。今年は下級生主体のチームで再出発したものの、地元開催となったインターハイではノーシードから勝ち上がって3位に。さらにU18日清食品トップリーグでも3位となっている。2年生ツインズの宮本聡&耀というスピードあるガードコンビに、精神的支柱となる3年生のキャプテンの八田滉仁、さらに爆発力がある宇田ザイオンらが見せる堅守速攻は観客を魅了するはずだ。
また、一昨年の王者である開志国際高(新潟県)も注目したいチームの一つ。富樫勇樹(千葉J)の父である富樫英樹コーチは「この数ヶ月で落ち着いてきました。ちょっとのビハインドとかリードしている時でも落ち着き始めたので、ウィンターカップには行けるかなという感じになってきました」とU18日清食品トップリーグで手応えを掴めたと語る。清水脩真に平良宗龍、千保銀河ら昨年度からの主力が多く残っていて、ベンチには頼れる選手もいる。調子に乗れば、どんなチームをも倒せるチームだけに、いかにいリズムに乗るかがカギとなる。
そのほか、エース十返翔里を中心とし夏以降から進化を遂げている八王子学園八王子高(東京都)、オルワペルミ・ジェラマイア、大道一歩という強力デュオを擁する日本航空高(山梨県)、インターハイ8強の鳥取城北高(鳥取県)など楽しみなチームは数多い。
冒頭で紹介したとおり、どのチームも最後の戦いとなるウインターカップに照準を合わせてチーム力をアップさせてくる。だからこそ好試合も多くなる。果たして「SoftBank ウインターカップ2024」では、どれだけのドラマや感動のシーンも生まれるか。高校生が見せる懸命の戦いに目を向けてみてほしい。
<放送・配信>
■インターネット配信バスケットLIVE https://basketball.mb.softbank.jp/features/13916
男女全118試合 ライブ・見逃し配信 ※都道府県代表決定戦も見逃し配信
J SPORTSオンデマンド
12/23(月)~12/29(日)男子全59試合配信
12/26(木)~12/28(土)女子準々決勝、女子準決勝、女子決勝配信
■テレビ放送
BS朝日:12/28(土)午前11:00 女子決勝 生放送
テレビ朝日系列 地上波:12/29(日)ひる12:00 男子決勝 生放送
BSJapanext:12月27日(金)女子準決勝2試合 生放送、12月28日(土)男子準決勝2試合 生放送
J SPORTS:12/23(月)~12/29(日)男子全59試合放送、12/26(木)~12/28(土)女子準々決勝、女子準決勝、女子決勝放送