「インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2024」決勝進出は千葉J U18と名古屋D U18に!
激闘の末、千葉ジェッツ U18が王者レバンガ北海道 U18を下す
12月1日、「インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2024」(開催地:群馬県・高崎アリーナ)大会4日目、準々決勝、準決勝が行われ、千葉ジェッツ U18と名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18が決勝進出を決めた。
B.LEAGUE U18 チームの文化の構築と醸成、ならびに B.LEAGUE のミッションである世界に通用する選手やチームの輩出に向け、個人の能力に応じた育成強化の環境の礎を形成する機会を与えるという意味で開かれる今大会。過去3大会はすべてレバンガ北海道 U18が制覇し、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18が準優勝となっている。
まず行われた準々決勝は、どの試合も緊張感あるスタートとなったが、流れを引き寄せた千葉ジェッツ U18、レバンガ北海道 U18、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18、琉球ゴールデンキングス U18が勝利した。その中で過去2大会、準々決勝で敗れていた千葉ジェッツ U18にとっては、記念すべき初のベスト4進出となった。山本星矢HCは「ウチがやりたかったディフェンスからのバスケを12人全員で最初からできました。当然、狙うは優勝ですが、準決勝進出というのも一つの目標でした」と笑顔を見せると、続く準決勝で対戦する王者・レバンガ北海道 U18戦に向けて「3Pシュートが武器のチームなので、そこを打たせないこと。どれだけ相手がやりたいバスケを抑えるかがメインになります。ある程度、策はできています」と自信を覗かせた。
その準決勝、キャプテンの#2崎元颯、#00関谷間、#18クーリバリ セリンムル タラが得点源となると、ディフェンスでは相手の攻撃の起点となる#4阿部竜大に対して激しいプレッシャーをかけていき、前半を52-51と互角のスコアで終えた。迎えた第3クォーター、一旦67-60とリードを作ったものの、さすがはレバンガ北海道 U18。#8佐藤柊弥のフローターから流れを掴んで5連続得点し逆転し、第4クォーター序盤には9点差とリードを広げた。
嫌な流れになった千葉ジェッツ U18だが、ここで#30小倉貴志がステップアップ。レイアップ、3Pシュートと決めて勢いを引き寄せると残り3分強、#00関谷がリバウンドから決めて85-84と再度逆転。レバンガ北海道 U18は#4阿部のレイアップですぐにひっくり返したが、最後の2分半で流れを掴んだのは千葉ジェッツ U18だった。作ったリードを保って99-93で3連覇中の王者を下した。 試合の最終盤、ファウルゲームとなり、プレッシャーのかかるフリースローを確実に射抜いた#2崎元は、「ロスターに入れなかった仲間の思い、自分たちに敗れたチームの思いも背負い、絶対に勝つという気持ちを持って決めました」と打ち明けると、「自分たちの目標は4冠*なので、なんとしても優勝したいです」と決勝に向けて力強く語った。
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もう一つの準決勝は、奇しくも昨年とここで対戦した名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18対琉球ゴールデンキングス U18に。昨年の試合では、琉球ゴールデンキングス U18が第4クォーター残り2分で77-68とリードを作ったものの、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18がここから巻き返して残り2.9秒で決勝シュートを決めるという劇的な展開だった。
先にリードを作ったのは、昨年勝利した名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18。#7今西優斗が前半だけで5本の3Pシュートを決める爆発を見せて54-40で折り返した。しかし、「200分間(決勝までの5試合)を戦い抜いて勝つ」(与那嶺翼HC)を合い言葉に臨んできた琉球ゴールデンキングス U18は第3クォーターを25-11とし、2点リードで最終クォーターを迎えた。互いに得点を取り合っていく見応えある展開となったが、思わぬ形でその均衡が破れる。このクォーターでも得点源となっていた名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18の#2若野瑛太が74-71とするジャンパーを決めたあとに左膝を痛めてコートを退いてしまった。それでも「瑛太の分までしっかり全員でやりきろうと声を掛け合いました」と試合後に明かした#14川邉蒼侑らの得点で一気に、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18がリードを広げて91-73。見事4年連続4回目の決勝進出を決めた。
結果、決勝は千葉ジェッツ U18対名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18というカードになった。両チームは今年2月に行われた「B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2024」の3位決定戦で対戦。その際は、千葉ジェッツ U18が87-98で勝利している。その悔しさを知る名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18の#14川邉は「リベンジを果たしたい。対戦が楽しみです」と意気込んでいる。一方、千葉ジェッツ U18の#2崎元も「もう一度名古屋と対戦して勝ちたいです」と語っている。チャンピオンの座にどちらが座るのか? 注目の決勝は12月2日(月)、13時(予定)から行われる。
【大会3日目/12月1日(日)試合結果】
準々決勝1/千葉J U18 97-67 A東京 U18準々決勝2/北海道 U18 84-57 滋賀 U18
準々決勝3/名古屋D U18 98-58 越谷 U18
準々決勝4/琉球 U18 80-58 SR渋谷 U18
準決勝/千葉J U18 99-93 北海道 U18
準決勝/名古屋D U18 91-83 琉球 U18
【大会最終日/12月2日(月)試合予定】
11:00~ 3位決定戦/北海道 U18×琉球 U1813:00~ 決勝/千葉J U18×名古屋D U18
【大会概要】
「インフロニア B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2024」
主催 : 公益財団法人日本バスケットボール協会、公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ
主管 : 公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ
特別協賛: インフロニア・ホールディングス株式会社
協賛 : 株式会社モルテン、大塚製薬株式会社
日程 : 2024年11月29日(金)~12月2日(月)
会場 : 高崎アリーナ(所在地:群馬県高崎市下和田町4-1-18)
出場資格: B.LEAGUE U18 チーム規程を充足しているチーム
大会形式: トーナメント戦によるノックアウト方式
表彰 : チーム表彰/優勝・2位・3位、個人表彰/MVP・BEST5・MIP
※優勝、準優勝チームには「インフロニア B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2025」 の出場権を付与