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【EASL】ブラックシアー・ジュニア躍動!広島、EASL2連勝でグループA暫定首位

2024.10.31

見どころ・レポート

 

後半流れを掴んで見事な逆転勝利

10月30日、広島ドラゴンフライズは敵地で香港イースタンとのEASL(東アジアスーパーリーグ)第2戦に臨んだ。試合開始からディフェンスに苦しんだ広島は、7点ビハインドで前半を終えたが、後半は攻防でいいシーンを見せて88-75。2連勝でグループAの暫定首位に立った。

香港とは10月16日にホームで対戦。#8ケリー・ブラックシアー・ジュニアが17得点、11リバウンド、5アシストとチームを引っ張って78-67で勝利している。広島はその#8ブラックシアー・ジュニア、#12中村拓人、#24ニック・メイヨ、#30山崎稜、#34三谷桂司朗というラインナップでスタート。立ち上がりから簡単にオープンを作れなかったが、#8ブラックシアー・ジュニア、#34三谷がタフショットを決めていくと、#24メイヨ、#30山崎も3Pシュートを射抜いて12-6とリードを奪った。
しかし、ホームのファンから声援を受ける香港は、フィジカルなディフェンスを展開。広島にターンオーバーが出ると、前回24得点の#21キャメロン・クラーク、#19クリス・マクラフリンの活躍で点差を詰め、広島の20-19で1Qを終えた。

2Q開始直後、リズムを変えるべく積極的にゴールにアタックした広島だったが、なかなか得点につながらず。またディフェンスでは、5アウトで攻める相手に対応しようとするが、ドライブやカットにパスを合わされて9-2というランを許して22-28と逆転されてしまった。その後10点差まで広げられた広島は、ゴール下の#8ブラックシアー・ジュニアにボールを入れたが、これもうまく守られてしまう。
それでもクォーター終盤、外国人選手が#33アイラ・ブラウンのみというスモールラインナップにすると好転。#10上澤俊喜、#30山崎の3Pシュートが飛び出し、37-44と1桁差でハーフタイムを迎えた。前半、広島は2Pシュートが7/16で43.8%、3Pシュートが5/14で35.7%と悪くないシュート成功率を残したが、11本のターンオーバーが失点に直結してしまった。

ハーフタイム中、朝山正悟HCは後半に向けて「もう一度、自分たちがやるべきことをやるだけ。ここから頑張りたい」とコメント。その言葉どおり、3Qに入るとディフェンス強度がアップすると、#30山崎、#34三谷の連続3Pシュートも飛び出して45-44とすぐに追いついた。一気に引き離しとはいかなかったが、パスが回るようになったことでオフェンスのリズムも良くなっていく。#12中村がディフェンスを引き付けてパスを出して#34三谷がシュートを成功。さらに#8ブラックシアー・ジュニアがファウルをもらい得点につなげていくと、クォーター終盤には#24メイヨが連続得点。64-58で3Qを終えた。

そして#24メイヨの3Pシュートでスタートした4Q、香港が再びディフェンスを引き締めたものの、広島は慌てることなくオフェンスを展開。#8ブラックシアー・ジュニアが3ポイントプレーを決めると、#10上澤の3Pシュートも決めて残り6分で77-64とした。香港は#19マクラフリンが奮闘。さらに広島のファウルが嵩みフリースローで追加点を奪ったが、広島はリードを縮めさせずクロージング。88-75でEASL2連勝を飾った。

後半51-31と流れを掴んだ広島は、#8ブラックシアー・ジュニアが25得点、13リバウンド、4スティールと活躍。さらに3本の3Pシュートを決めた#30山崎が13得点、#24メイヨ、#33ブラウンが共に11得点と4人が2桁をマークした。また前半こそリバウンドで苦しんだものの、最終的には37-32と上回っている。
ゲームMVP級の活躍を見せた#8ブラックシアー・ジュニアはオンコートインタビューで「チームメイトがアグレッシブに攻めてくれて、オープンだった私を見つけてくれた。いい雰囲気で戦えているし、こうやって勝利を重ねてチームの絆を深めていきたい」とコメント。仲間の助けがあったからこそ活躍できたと強調した。

広島の次戦は12月4日、水原KTソニックブーム戦とのアウェイゲームとなる。昨季KBL準優勝となった水原KTは、KBL史上最高額7億ウォン(約7,700万円)で契約を更新した韓国代表ホ・フンが引っ張るチーム。同じく代表センターのハ・ユンギ、新外国人のラショーン・ハモンズとインサイドも強力なチームだけにまたもタフな試合になりそうだ。

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