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5月15日 理事会に関するメディアブリーフィング レポート レギュラーシーズン終了時点でのマーケティングレポートを発表

2024.05.15

その他

【(C)B.LEAGUE】

5月15日、B.LEAGUEオフィスにてB.LEAGUE理事会に関するメディアブリーフィングが行われ、実行委員変更(青森ワッツ)、B.LEAGUE AWARD SHOW 2023-24にアジア特別枠選手を表彰する「アジア特別賞」(Impressive Asia Player of the Year)を設けること、レギュラーシーズン終了時点でのマーケティングレポートについて島田慎二チェアマンが説明しました。

B1平均入場者数は4617人で、昨シーズン比133%と順調に入場者数が増加しています。B2の平均入場者数は2304人。こちらも昨シーズン比173%と好調です。B.LEAGUE PREMIER基準となる平均4000人を超えているクラブはB1で21クラブ、B2で1クラブ。B1とB2の全38クラブ中、実に22クラブとなり、前シーズンの5クラブから大幅増となりました。

島田チェアマンは「22クラブが4000人超えというのは、正直に言って開幕前には想定していませんでした。一部の人気クラブが牽引するというより、中堅どころが押し上げている。これはポジティブです」と語ります。

B1とB2の平均入場者数は3765人で、昨シーズン比で+41%。入場者数は429万1816名で、レギュラーシーズン最多入場者数を更新しています。また満員試合数も前シーズンの310から672へと増え、B1では全体の79%が満員試合となりました。

今シーズンはB.LEAGUEが掲げた3カ年の中期経営計画の3年目です。この計画を発表した時、3年目の入場者数として設定されたのは350万人でしたが、ポストシーズンの数字を待たずして、この数字を大きく超えてきました。B1のチャンピオンシップ、B2のプレーオフを加えると、最終的には440万人前後まで入場者数は伸びそうです。

入場者数増加の要因として、大きく分けて「ワールドカップ(※FIBA バスケットボール ワールドカップ 2023)」、「B.革新 入会審査」、「新アリーナ」の3つが挙げられます。

シーズン開幕前に行われたワールドカップの盛り上がりからメディア露出の増加も含めて話題性が向上し、B.LEAGUE会員数が昨シーズン比で317%と爆発的に伸びました。またB.革新の入会審査(B.PREMIEREで平均4000人、B.ONEで平均2400名)をクリアするためのクラブの努力がありました。新アリーナ効果も大きく、B1で平均入場者数が5000人を超えた琉球(7746人)、A東京(6012人)、群馬(5244人)、名古屋D(5190人)、佐賀(5061人)の5クラブのうち、群馬と佐賀は新アリーナの開業が入場者数の増加に大きく寄与しています。特に佐賀はB1昇格効果もあり、前シーズンの1339名から5061名と大きな伸びを見せました。

B.LEAGUE会員の入場者数は405万人で、その33%となる135万人が新規ユーザーでした。島田チェアマンが紹介した数字で面白いのは、昨シーズンに初めてB.LEAGUEの試合に来場したファンが、今シーズンに再来場した割合が33%あったことです。「連続で来るとハマるのですが、シーズンをまたぐと観戦意欲が途切れてしまい、そこで終わってしまうことが結構多いです。それでもまた行こうと思ってもらえるかどうかがマーケティング的にはかなり生命線です」と島田チェアマンは言います。

「これは昨シーズンからまたいで1回という数字ですが、もうちょっと大きな話をすると『いかに3回来てもらうか』が重要です。友達に誘われたとかチケットをもらったとか、どういう状況であれ3回来ていただいた方はバスケットLIVEでアウェーの試合も追い掛けるようになったり、B.LEAGUEの固定ファンとして定着する率が圧倒的に高くなります。我々としてはまず1回来て面白いと思ってもらい、また来てもらう。それを3回までどう接続していくか。一過性ではなく中長期的に入場者数を増加させるアプローチの大きなポイントになります」

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