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【EASL第5節】千葉ジェッツが5連勝で首位キープ、ムーニーはまたもダブルダブル

2023.12.28

見どころ・レポート

【(c) East Asia Super League Limited. 】

攻防が噛み合い、ホームで快勝

12月27日、EASL(東アジアスーパーリーグ ※East Asia Super League)2023-24シーズン、4連勝でグループA首位の千葉ジェッツはホームで台北富邦ブレーブス(チャイニーズ・タイペイ)と対戦。ホームの大声援を受け、千葉Jはじわりじわりとリードを広げると76-58で勝利。5連勝を果たした。

台北富邦はP.LEAGUE+ 3連覇中という強豪。10月18日の対戦では終始リードされる苦しい展開になったが、4Qに入って猛攻を見せてオーバータイムに持ち込むと#2富樫勇樹が残り2.3秒に決勝3Pシュートを決め、劇的勝利を果たしている。

千葉Jは#2富樫、#10ゼイビア・クックス、#11西村文男、#12金近廉、#33ジョン・ムーニーが先発。ティップオフから約2分得点なしという立ち上がりになったが、#33ムーニーのレイアップで千葉Jが先制。台北富邦は直後にイホール・ザイツェフのポストプレーで初得点を奪う。その後、千葉Jは#2富樫のシュートで追加点を奪うと、#2富樫のアシストで#33ムーニーが得点。さらに#10クックスがドライブから決めるなど、徐々にオフェンスが活性化していく。しかし、台北富邦のセドリック・ベアフィールドに2本の3Pシュートを許してわずかに追う展開になる。クォーター終盤、千葉Jは好ディフェンスを見せると#22トビンマーカス海舟のリバース・レイアップ、#33ムーニーのシュートで得点して12-11と逆転。さらに終了間際に#12金近が3Pシュートを射抜いて17-14で1Qを終えた。

続く2Q、まずは#13大倉颯太がステップバック・ジャンパーで得点。さらに#2富樫が3Pシュートを決めるが、台北富邦もシュートタッチがよくリードが広がらない。それでも千葉Jは#11西村がピックを使って3Pシュートを決めると#2富樫も2本目を決め、じわりじわりとリードを広げていく。終盤、台北富邦はドライブを多用。これにうまく対応してオフェンスに転じると、#10クックスがダンクを連発し、満員の観客から歓声が上がる。そして残り30秒、#2富樫がまたも3Pシュートを決め、37-30でハーフタイムを迎えた。

3Q序盤、#33ムーニーがミドルレンジ、ショートレンジから連続得点。#50ブラウンも続いて43-33と2桁差にする。中盤にかけては#3小川麻斗が存在感を発揮。高い身体能力でシュートを決めていた台北富邦ベアフィールドに好ディフェンスを見せると、#2富樫からのキックアウトを受けて3Pシュートを成功。さらに#12金近のプルアップ3Pシュート、#11西村との合わせで#33ムーニーがレイアップ、#22トビンが技ありのシュートと千葉Jのいいところが出る。

58-43で4Qを迎えた4Q、台北富邦のシュート精度が落ちると、リバウンドから早い展開で#12金近がレイアップを成功。さらに#10クックスのフローター、#33ムーニーのフリースローで得点。残り5分半で67-47と20点差にした。このあと千葉Jは#33ムーニーを下げてスモールラインナップにすると残り3分半にはU18チームに所属する17歳の#00関谷間を投入。3Pシュート、ドライブからレイアップとシュートを放ったが得点はならず。最後に詰められてしまったものの、76-58で勝利。5連勝を果たした。

千葉Jのスコアリング・リーダーは#33ムーニーで21得点、15リバウンドのダブルダブル。3Pシュートを4本決めた#12金近が14得点、 #2富樫が11得点と3人が2桁をマーク。リバウンドでは54-41と上回り、台北富邦のFG成功率を32.43%に下げるディフェンスが光った試合だった。

試合後、#10クックスはインタビューで「ボールをシェアしていいプレーができた。みんなといい連係ができたし、とても楽しい試合だった。そして観客の皆さんの声援は大きなアドバンテージ。それが勢いに変わるし、信じられない気持ちになる。ファンに感謝しているよ」と会場に集まったファンに感謝した。

千葉Jのグループラウンド最終ゲームは1月10日(水)、ホームでの安養正官庄レッドブースターズ戦。アウェイゲームでは102-69と大勝しているだけに無敗でファイナル4進出を決めるか注目である。

EASL は2025年までに世界トップ3のプロバスケットボールリーグになるというビジョンを持つリーグ。第1回大会となる前回大会ではBリーグから宇都宮ブレックスと琉球が出場し、韓国、フィリピン、チャイニーズ・タイペイの優勝チームなど合計8チームが参戦。結果、安養KGC(韓国)が初代王者に輝いている。2023-24シーズンは出場8チームが2つのグループに分かれてホーム&アウェーで1回ずつ対戦(10月11日~2024年3月10日で計28試合)し、各グループ上位2チームがファイナルフォー(2024年3月8日~10日予定)に進んで優勝を決めるスケジュールで行われる。

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