千葉ジェッツ、ムーニーが引っ張り3連勝、敵地で1度もリードを許すことなく勝利
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ムーニーがけん引し、千葉Jが3連勝
11月1日、EASL(東アジアスーパーリーグ ※East Asia Super League)2023-24シーズングループA、千葉ジェッツは敵地でTNTトロパンギガ(フィリピン)と対戦。リードして後半を迎えた3Q1桁差まで詰められて緊迫感ある試合に。その中で#33ジョン・ムーニーが30得点、16リバウンドと大活躍。1度もリードを許すことなく75-66で勝利し、3勝0敗とグループ首位を守った。
1990 年設立のTNTトロパン・ギガは昨季のPBA準優勝チーム(フィリピンリーグは11月5日開幕)。千葉Jは10月11日のEASL開幕戦で対戦しており、3Pシュートをきっかけに主導権を握って93-75で勝利。さらに10月18日の第2戦では台北富邦ブレーブス(チャイニーズ・タイペイ)にオーバータイムの末に下して2連勝となっている。
千葉Jの先発は#2富樫勇樹、#3小川麻斗、#20ディー・ジェイ・ステフェンズ、#31原修太、#33ムーニー。#2富樫がまず3Pシュートを決めると、#33ムーニーがポストプレイから得点。さらにTNTトロパン・ギガからターンオーバーを引き出すと#20ステフェンズがミドルから決めて、開始3分半で7-2というランを作る。
積極的に選手を交代する千葉Jは、チームとしてうまく連係し、好ディフェンスを展開。しかし、オフェンスでは中盤の得点は#3小川のみとなる。TNTトロパン・ギガは#17ジェイソン・カストロ・ウィリアムのシュートが当たって2点差まで迫られた。それでも終盤、#33ムーニーがゴール下、3Pシュートで得点を重ねると、#20ステフェンズの3Pシュートも決まって千葉Jの20-11で1Qを終える。
2Q、TNTトロパン・ギガは#11ジェイディー・トゥンカブが3Pシュートで、#21ケリー・ウィリアムズがドライブから決めるなど徐々にオフェンスが好転し始めた。それでも千葉Jは#2富樫が戻ったことで攻防のリズムが良くなる。自ら3Pシュートを高確率で決めると、#20ステフェンズの得点をアシストするなどで2桁差に広げる。その後、#33ムーニーが得点、リバウンドで存在感を発揮して50-32でハーフタイムを迎えた。#2富樫は前半4本の3Pシュートを成功。チームとしては7/17で41.8%の3Pシュート成功率を記録している。
前半17-25とリバウンドで苦しんだ千葉J。3Q開始直後からTNTトロパン・ギガにリバウンドから攻撃されると元三河の#30クインシー・ミラー、#10ライアン・レイエス、#12グレン・コブンティンの得点を許し、残り約5分で56-43と点差を縮められる。ここでジョン・パトリックHCは#20ステフェンズ、#31原、#33ムーニーを戻したが、相手の勢いは衰えず。残り2分半を切ったところで5点差とされる。ここで千葉Jは#3小川が3Pシュートを決めて5分半ぶりに得点を奪うと、#33ムーニーも3ポイントプレイを決めて64-56として3Qを終えた。
4Qは開始から一進一退の攻防に。千葉Jが6点差に迫られた中盤、#20ステフェンズが#30ミラーからスティール。このオフェンスで#13大倉颯太がゴール下で決める。良いプレーが続き、流れを掴むかと思われたが、ミスが出て71-63と1桁差で残り3分を切る。
ここからはディフェンス合戦となって互いにスコアが動かない。その中で千葉Jは#33ムーニーがフリースローで1点を奪うと、残り約1分には#31原が勝利を決定付ける3Pシュートを成功。これで10点差となって勝負あり。最終的には75-66で勝利して3勝目を挙げた。
スタッツを見ると#33ムーニーが30得点、16リバウンド、3スティールと大活躍。さらに#15ステフェンズが14得点、#4富樫が14得点と2桁得点をマークしている。リバウンドでは38-50と苦しんだものの、21本のターンオーバーを引き出すなど千葉Jらしいディフェンスも見せた試合となった(千葉Jのターンオーバーは12本)。
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EASL は2025年までに世界トップ3のプロバスケットボールリーグになるというビジョンを持つリーグ。第1回大会となる前回大会ではBリーグから宇都宮ブレックスと琉球が出場し、韓国、フィリピン、チャイニーズ・タイペイの優勝チームなど合計8チームが参戦。結果、安養KGC(韓国)が初代王者に輝いている。2023-24シーズンは出場8チームが2つのグループに分かれてホーム&アウェーで1回ずつ対戦(10月11日~2024年3月10日で計28試合)し、各グループ上位2チームがファイナルフォー(2024年3月8日~10日予定)に進んで優勝を決めるスケジュールで行われる。EASL特設ページはこちら