チケット購入

B.MAGAZINE

富樫勇樹が決勝3Pシュートを決めるなど38得点!延長の末に千葉ジェッツが劇的勝利

2023.10.19

見どころ・レポート

【(c) East Asia Super League Limited. 】

富樫勇樹がチームをけん引、劇的勝利に導く

10月18日、千葉ジェッツはEASL(東アジアスーパーリーグ ※East Asia Super League)2023-24シーズンのグループA2戦目で台北富邦ブレーブス(チャイニーズ・タイペイ)と対戦。11日間で6試合目となる千葉Jは試合開始からシュートが決まらず。苦しい展開になるが、キャプテンの#2富樫勇樹がチームを救う。後半で力強くチームをけん引するとオーバータイムでは残り2.3秒で決勝3Pシュートを成功。この試合38得点の大活躍で85-82、チームを劇的勝利に導いた。

前週、大会開幕戦ではTNTトロパンギガ(フィリピン)に対して3Pシュート攻勢を見せて93-75で勝利した千葉J。2戦目の相手は P.LEAGUE+ 3連覇中という強豪、台北富邦ブレーブスになった。アウェイ初戦となる千葉Jは#インサイドの#50アイラ・ブラウン (コンディション不良)、#33ジョン・ムーニー(負傷)が欠場。10人のロスターで臨み、#2富樫、#3小川麻斗、#5ジャスティン・マッツ、#20ディー・ジェイ・ステフェンズ、#25荒尾岳という5人でスタートする。

千葉Jはまず#2富樫が3Pシュートを成功。積極的にインサイドに仕掛けてくる台北富邦に対してなんとか守るが、ディフェンスが下がったところで昨季リーグ得点王の#17マイケル・シングルタリーに3Pシュートを決められるなどでわずかにリードを許す。千葉J は#2富樫が2本目の3Pシュートを成功。#5マッツ、#20ステフェンズもオープンでのシュートを決めていったが、中盤以降もシュート成功率が上がらず。残り6分から5-11のランを作られて15-20で1Qを終える。

2Qに入っても運動量でオフェンスに対応する千葉J。しかし、なかなかオフェンスで流れが来ない。すると残り6分半で18-28と2桁にリードを広げられてしまう。アウトサイドからのシュートが決まらず、#5マッツ、#20ステフェンズ、#9二上耀がゴールにアタックして得点に繋げていくと、残り1分に#13大倉颯太がついに3Pシュートを成功。やっといい流れを作ったが29-42でハーフタイムを迎えた。千葉Jの前半のFG成功率は27.0%となっている。

後半開始に入っても運動量が落ちない千葉J。#20ステフェンズがインサイドで決めると、司令塔#2富樫が3Pプレーに3Pシュート、フリースロー2本と開始5分で8得点を奪って39-46まで詰めるが、一気に捕らえきれない。それでも47-55で 4Qを迎えると、早い展開から#20ステフェンズ、#5マッツ、#9二上が連続してアリウープを成功させるなど、徐々に千葉Jらしい攻撃が出てくる。

残り5分半で58-65、追う千葉Jは#2富樫がまたもステップアップ。3Pシュート、2Pシュートと連続成功させると、残り3分半から連続して3Pシュートを成功。ついに69-68と逆転する。それでもホームの大歓声を受ける台北富邦も一歩も引かず。74-74で残り1分を切る。残り41.8秒からの攻撃を凌いだ千葉Jはラストオフェンスで#13大倉にボールを託す。左ウイングから3Pシュートを放ったが、リングに弾かれてオーバータイムに突入する。

5分間のオーバータイム。互いにシュートを決めて78-77で残り2分を切る。ここで台北富邦#17シングルタリーがフリースローを決めて1点差にされるが、直後に#2富樫が右ウイングから3Pシュートを成功。さらにここまで1得点の#12金近廉がフリースロー1本を成功。残り46秒で3点リードする。続く台北富邦のオフェンスを凌いだ千葉J。大きく勝利に近づいたと思われたが、ここで#2富樫がまさかのターンオーバー。残り7秒、#2セドリック・ベアフィールドの3Pシュートを許して同点にされてしまった。それでも千葉Jには#2富樫がいる。残り2.3秒、オフバランスで放った3Pシュートは見事ゴールに吸い込まれて85-82。劇的勝利を果たした。

スタッツを見ると、千葉JはFG成功率が35.71%(30/84)と低調に。しかし#2富樫が3Pシュート9本を決める活躍で38得点、7アシスト、5リバウンドをマーク。さらに#5マッツが21得点、12リバウンド、#20ステフェンズが13得点、10リバウンドと共にダブルダブルを記録した。インサイド陣の欠場で不安視されたリバウンドも47本(台北富邦54本)と健闘している。
連勝でスタートした千葉Jの大会3試合目は11月1日19時開始予定。敵地でのTNTトロパンギガ戦に臨む。

【(c) East Asia Super League Limited. 】

EASL は2025年までに世界トップ3のプロバスケットボールリーグになるというビジョンを持つリーグ。第1回大会となる前回大会ではBリーグから宇都宮ブレックスと琉球が出場し、韓国、フィリピン、チャイニーズ・タイペイの優勝チームなど合計8チームが参戦。結果、安養KGC(韓国)が初代王者に輝いている。2023-24シーズンは出場8チームが2つのグループに分かれてホーム&アウェーで1回ずつ対戦(10月11日~2024年3月10日で計28試合)し、各グループ上位2チームがファイナルフォー(2024年3月8日~10日予定)に進んで優勝を決めるスケジュールで行われる。

EASL特設ページはこちら

関連記事

PICKUP VIDEO

Bリーグ
オリジナル特集