B.MAGAZINE編集長就任、菜波インタビュー「B.LEAGUEを愛する仲間を、一緒にいっぱい増やしましょう!」
B.MAGAZINE編集長 菜波
B.LEAGUEを愛する仲間を、一緒にいっぱい増やしましょう!
ようやく暑い夏も終わりを告げて、過ごしやすい季節になってきましたね。
そして、いよいよ8年目のB.LEAGUEシーズンが到来します。
B.LEAGUEのファン、ブースターのみなさん、こんにちは! B.LEAGUE 2023-24シーズンからB.MAGAZINE編集長に就任しました菜波(ななみ)です。
B.MAGAZINEは、B.LEAGUEの魅力をたっぷりと発信することを目的に、昨シーズンからスタートした公式マガジンコンテンツです。今シーズンは編集長として試合の見どころや注目選手・ポイントはもちろん、ファン、ブースターの皆さんに地域のグルメや観光なども教えていただきながら、バスケットボールの魅力を余すところなくお届けしたいと思います!
私とバスケットボールの出会い
私は幼い頃から身体を動かすことが大好きで、8年間、水泳に打ち込んできました。そんな私とバスケットボールとの出会いは、小学校5年生のときです。私は4歳年上の兄がいるのですが、兄は中学校のバスケットボール部に所属していました。
中学校では水泳ではなく、違うスポーツをやってみようと考えていた私は、母と一緒に兄の試合を見に行ったりしていたのですが、そのときにバスケットボール部の顧問の先生が「菜波も中学生になったらバスケットボール部においで」と笑顔で誘ってくれました。
それが本当にうれしくて、中学校入学後は真っ先にバスケットボール部の体験入部に参加し、翌日には入部届を提出していました。今思えば本当に単純だなと思います(笑)「先生優しい!」と思っていたら、いざ顧問となれば厳しい先生でした。
正直に言って、最初は「なんだ、簡単そうじゃないか」と思っていましたが、いざやってみると、ボールがどこかへ転がって、あっちこっちにいってしまう…。手に吸いつくようなドリブルができるようになるまでは、かなり時間がかかりました。
バスケットボールは基礎が大事で、反復のスポーツとよく言われますが、当初は練習を積み重ねても、シュートも入らないし、ドリブルも上達しないし、何もできませんでした。それもあって、日に日に、バスケットボールへの情熱もモチベーションも、徐々に失われていきました…。
それでも、部活の先輩方がとても上手だったので、早く自分も先輩のようにプレーしたいという一心で練習を続けていたら、いつの間にかシュートもポンポン入るようになって。「バスケットボール楽しい!」と、気持ちが一気に高まり、あとは憑りつかれるようにバスケットボールにのめり込んでいきました。
自身の学生時代を振り返り、改めてバスケットボールをプレーする魅力について考えてみると、バスケットボールはチームプレーですから、シュートを決めるだけじゃなくても、味方に良いパスを出せたとか、相手をディフェンスで止めることができたとか、活躍するシーンがいろいろとあるのはおもしろいと思います。自分がうまくいかない場面、苦手なプレーがあったとしても、他のところで活躍できる。そこがすごく楽しいなって思います。
B.MAGAZINE編集長 菜波
自分を形成してくれたバスケットボール
そんな私が大人になって、改めてお仕事としてバスケットボールに携わることができるなんて、夢にも思いませんでした。
もうバスケットボールなくして人生を語れないほど大切なものですし、バスケットボールを経験したことで、性格も含め、今の自分が形成されていると考えています。バスケットボールをしているときが、唯一、素の自分が出せるんです。
大人になると、仕事やプライベートの面、将来のことなど色々な悩みや壁に当たることがあります。そんな気持ちが落ち込むときでも、バスケットボールを持つと素の自分でいられるので、モデルのお仕事や、テレビ出演前夜に緊張して眠れないときには、テレビの前でボールを抱えています(笑)
私にとって切っても切り離すことができない存在とも言えるバスケットボールのお仕事に携われて本当に幸せです。その魅力を伝えることは、「私の使命!」という強い気持ちを持って、B.MAGAZINE編集長を務めたいと思います。
まだまだ知られていないという実感
この夏に開催された『FIBAバスケットボール ワールドカップ2023』。男子日本代表の素晴らしい活躍と手に汗を握る接戦の連続は、地上波放送を中心に多くのメディアに露出され、たくさんの方々がバスケットボールの試合を見て、「バスケットボールおもしろい!」と思っていただいたのではないでしょうか。
パリ2024オリンピック出場が決まった時に、ファンの皆さんや友だちから、「おめでとう!」というメッセージとともに、「B.LEAGUEに連れていって!」とか、「バスケットボールを見に行きたい!」などのご連絡をいただきました。決して難しいことではないはずですが、まだまだ、「B.LEAGUEってどうチケット取るの?」とか、「いつ、どこで試合をやっているの?」など知られていないことも多いんだなと、今回のワールドカップの盛り上がりの際に感じました。
改めて、B.LEAGUEを見るための“いろは”を丁寧に説明して、バスケットボールを見にいくことへのハードルを少しでも下げることができれば良いなと思います。B.LEAGUEは1回アリーナに足を運んで、生で試合を見たら、絶対好きになります。だから実際に見にいってもらうことが何よりも大切だと思います。
B.MAGAZINE編集長 菜波
ファン、ブースターの皆様へのお願い
そこで、B.MAGAZINE編集長として、ファン、ブースターの皆様にお願いです。すでにB.LEAGUEの魅力に気が付いて、私と同じようにバスケットボールの魅力にはまっている皆さんには、やっぱり、友だちをいっぱい連れてきてほしいです。そして、「初めてB.LEAGUEを見にいこうかな」、「興味があるんだけど…」というお友だちにB.LEAGUEの魅力をプレゼンしてほしいと思います。
バスケットボールを知らない方は、最初はどう試合を見たら良いのか分からないと思います。現在は多くのアリーナでセンターハングビジョンを使ったり、アリーナMCの方がトラベリングやファウルはもちろん、その他のルールを丁寧に説明してくれていますが、初めて観戦される方は「何が起きたの?」と思うことが多いのではないでしょうか。
そういう時こそ、B.LEAGUEを応援してくれている皆さんが、ルールや状況を教えてあげつつ、「あの選手の見どころはこんなところ!」、「ここがおもしろいんだよ!」と、魅力を伝えてください。そういった輪の広がりから、また新たなファン、ブースターが増えると思います。
日本のバスケットボールも本格的に盛り上がってきたと思います。そんな今シーズンだからこそ、 B.LEAGUEを愛する仲間を、一緒にいっぱい増やしてほしいです。
皆さん、今シーズン、よろしくお願いします! B.LEAGUEを楽しみましょう!
プロフィール
1998年9月10日生まれ。日本とイランのハーフ。東京都出身。 中高6年間でバスケットボール部に所属。学生時代にSNSへ投稿したバスケットボールのドリブル動画が女性ファッション誌「CanCam」編集長の目に留まり、専属モデルに抜擢され、「SNS発の専属モデル」となった。 乳酸菌ソムリエやヨーグルトソムリエ、フードスペシャリストの資格を持つ。