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B.MAGAZINE

仙台vsA東京|東地区最下位転落を免れたい仙台、立ち上がりのオフェンスが重要

2023.04.21

見どころ・レポート

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第34節

仙台89ERS vs アルバルク東京

 今シーズン最後の“東北ダービー”となった前節の秋田ノーザンハピネッツ戦で、仙台89ERSは前半にネイサン・ブースを軸に攻め立てて47得点を積み上げたものの、失点も44点。後半も双方の得点ペースが落ちないまま進んだが、第4クォーターの最後の2分間で抜け出されてしまい、惜しくも黒星となった。95失点を喫したディフェンスもさることながら、ターンオーバーが17個にのぼったことを考えると、89得点を挙げたとはいえオフェンス面にも課題が残る。

 群馬クレインサンダーズと対戦したアルバルク東京は、安藤周人とセバスチャン・サイズを中心に得点を重ね、着実にリードを広げて18点差の快勝。デイニアス・アドマイティスヘッドコーチが急遽欠場する事態となったが、その影響を感じさせなかった。次節と最終節は「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」に進む千葉ジェッツと名古屋ダイヤモンドドルフィンズが相手。今節も含めた残り6試合は、チャンピオンシップに向けてギアを上げておく必要があるだろう。

 対する仙台も、現時点で2ゲーム差のレバンガ北海道戦を次節に控えている。対戦成績では0勝2敗と不利なため、今節に連敗すると、その時点で東地区最下位に転落してしまう可能性があり、少しでも優位の状況を作って次節を迎えたいところだ。今シーズンのA東京戦は第5節が54得点、第23節が60得点とオフェンス面で苦しみ、特に第1クォーターで1ケタ得点とつまずいた。まずは立ち上がりで力強く攻めることを心掛けなければならない。

文=吉川哲彦

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