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富山vs信州|降格圏脱出を目指す富山がホーム3連戦へ…信州は勝率5割まであと少し

2023.04.14

見どころ・レポート

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第32節

富山グラウジーズ vs 信州ブレイブウォリアーズ

 B1残留を目指す富山グラウジーズが前節、アウェーで貴重な白星を挙げた。横浜ビー・コルセアーズと対戦し、第4クォーターに27-14の猛攻を仕掛けて逆転勝ち。上田隼輔の好守から巻き返し、ノヴァー・ガドソンとマイルズ・ヘソンがそろって31得点の活躍。課題のターンオーバーも8個と我慢強く戦えた。

 ただ、富山は依然B2降格圏の全体23位に位置する。『B.STATS LAB』によると、降格マジック「8」が点灯しているため、今節から始まるホーム3連戦も落とせない。まず対戦する信州ブレイブウォリアーズとは今シーズン1勝1敗。第8節は70-61で制したが、第24節は第1クォーターからつまずき、19個のターンオーバーを犯すなど、66-88で敗戦。横浜BC戦のように、上田やガドソンを起点にディフェンスとミスのない試合運びで2連勝を目指す。

 対する信州は前節、シーホース三河を78-71で下して3連勝を飾った。第1クォーターは苦戦したものの、26得点15リバウンドのジョシュ・ホーキンソンを中心に第2クォーターから反撃して逆転勝ち。第4クォーターに2点差まで詰め寄られたが、前々節の三遠ネオフェニックス戦GAME2に続いて熊谷航の活躍も光った。

 24勝27敗とした信州は勝率5割まであと少し。富山には前回対戦で快勝したが、課題である第3クォーターに点差を縮められただけに、ガドソンやヘソンには警戒したい。マッチアップが予想されるホーキンソンやアンソニー・マクヘンリーの好守は必要不可欠。また、ウィリアム・モズリーがケガのため全治1か月と発表されており、熊谷や前田怜緒といったガード陣含めて全員でリバウンドの確保が求められる。

文=大橋裕之

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