チケット購入

B.MAGAZINE

宇都宮vsSR渋谷|得点力不足の宇都宮と失点増加傾向のSR渋谷…リバウンドが勝敗を分ける

2023.03.31

見どころ・レポート

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第28節

宇都宮ブレックス vs サンロッカーズ渋谷

 三遠ネオフェニックス戦が1勝1敗に終わったことで、宇都宮ブレックスは秋田ノーザンハピネッツと勝率で並び、群馬クレインサンダーズに1ゲーム差をつけられる状態が続いている。三遠戦は、GAME1こそ序盤に得たリードをしっかりと守りきったが、GAME2は第1クォーターで6得点しか奪えず、第4クォーターに追い上げるもわずかに3点届かなかった。インサイドを攻められず、ジョシュ・スコットが欠場した影響が出てしまった印象だ。

 3月はアルバルク東京に1つ土をつけるなどして、5勝2敗と白星を伸ばしていたサンロッカーズ渋谷だが、前節は落とし穴にハマってしまった。西地区最下位の滋賀レイクスに対し、GAME1は第1クォーターと第4クォーターの大量失点が響き、6点差で黒星。さらに、GAME2は攻守両面で滋賀に飲み込まれ、25点差という大敗を喫した。中地区3位は変わっていないが、“借金”は「3」に増えてしまった。

 SR渋谷は前々節も、勝ったとはいえ新潟アルビレックスBBに4点差と粘られている。A東京戦で機能したディフェンスが一転し、3試合連続で93失点。得点力不足に悩む宇都宮に対しては、ディフェンスで主導権を握る展開に持ち込まなければならない。前節GAME2はオフェンスリバウンドを17本奪われたことも敗因。宇都宮がオフェンスリバウンドでリーグ4位ということもあり、リーグ23位のディフェンスリバウンドには特に意識を傾ける必要がある。

文=吉川哲彦

関連リンク