チケット購入

B.MAGAZINE

仙台vsA東京|点力向上を目指す両者…仙台は立ち上がりに得点を重ねることができるか

2023.03.08

見どころ・レポート

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第23節

仙台89ERS vsアルバルク東京

 前々節に連敗した仙台89ERSは、前節も秋田ノーザンハピネッツとの“東北ダービー”でGAME1は今シーズン3番目に少ない56得点で敗れたが、GAME2は秋田を61得点に抑えこみ、2月の4戦全敗を免れた。GAME1で11本奪われたオフェンスリバウンドをGAME2では4本しか許さず、第4クォーターの勝負どころでは青木保憲が得点面でもチームを引っ張った。Bリーグ初年度に挙げた14勝まであと2勝。中断期間が明けた3月は、まずこの更新を狙いたい。

  一方、アルバルク東京は前節、島根スサノオマジックに連敗。GAME1を67得点に封じられると、GAME2は59得点とさらにダウン。2戦ともにフリースロー試投数とオフェンスリバウンドは通常と同等以上の数字だったが、GAME2に関してはターンオーバーが増えた上、普段は試投数の少ない3ポイントシュートを多く打ち、その成功率が低かった。東地区首位の千葉ジェッツと4ゲーム差がついたということもあり、特にこの3月の7試合は1つも落としたくない局面だ。

 6シーズンぶりに顔を合わせた第5節は、仙台が今シーズンの最少得点を記録。前半の2つのクォーターがいずれも9得点止まりだっただけに、仙台としては立ち上がりのオフェンスがカギになりそうだ。ラショーン・トーマスの復帰は近づいているが、それを待たずにベイリー・スティールが退団。高さの不利をどうカバーするか、藤田弘輝ヘッドコーチによる戦略面の工夫もより大きな意味を持つことになる。

文=吉川哲彦

関連リンク