滋賀vs三遠|さらなるテコ入れに動いた滋賀、ジョーンズを活かす戦略を見出せるか
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第21節
滋賀レイクス vs 三遠ネオフェニックス
保田尭之ヘッドコーチ代行からダビー・ゴメスアシスタントコーチへの指揮官交代の決断もすぐには結実せず、滋賀レイクスの連敗は「17」まで伸びた。前節は仙台89ERSと対戦し、GAME1は残り26秒に2点差に迫るも及ばず、GAME2も前半は我慢強く戦えたが、第3クォーターに突き放された。2戦ともターンオーバーを誘うディフェンスはできていながら、特にGAME2はファウルの多さが致命傷になった感は否めない。早くも30敗に到達し、次の黒星でシーズン負け越しが決まる。
対する三遠ネオフェニックスも、前節は島根スサノオマジックに連敗を喫した。カイル・オクインが出場停止となったGAME1に加え、彼が戻ったGAME2も64得点と、オフェンスが今一つ。ターンオーバーは必ずしも多くなかったが、特に3ポイントシュートの精度を欠いてしまったのが痛かった。中地区4位は変わっていないが、勝率5割復帰が遠のき、“借金”は「4」。次節に改めて勝率5割を目指すために、今節は連勝しておきたい。
滋賀は今節を前にジョーダン・ハミルトンが西宮ストークスに期限付移籍し、その西宮からデクアン・ジョーンズが期限付移籍で加入と、さらなるテコ入れを施し、事態の打開を図る。当然ながらジョーンズがいかにチームにフィットするかが重要なポイントとなるが、今シーズンはB2で32試合に出場し、1ケタ得点は4度だけというジョーンズの得点力を最大限に活かすチーム戦略も必要。最も問われるのはゴメスHCの手腕だ。
文=吉川哲彦
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