琉球vs富山|苦難続きの富山に新星登場…喜志永修斗の躍動で強豪撃破を目指す
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第21節
琉球ゴールデンキングス vs 富山グラウジーズ
琉球ゴールデンキングスは前節の群馬クレインサンダーズ戦に連勝。名古屋ダイヤモンドドルフィンズと勝率で並び、順位が入れ替わって西地区3位となった。連敗した広島ドラゴンフライズとも星1つの差となり、西地区の上位争いはますます混戦模様となってきた。
群馬戦、GAME1は第3クォーターまでに19点差をつけ、終始優勢のまま勝利。GAME2は第3クォーター終了時点で10点を追う展開から少しずつ差を詰め、残り7秒で追いつくと、その勢いで延長は優位に立った。2戦ともターンオーバーが18個を数えながらも白星を手にするあたりは、さすがの試合巧者だ。
前々節に高岡大輔ヘッドコーチ代行体制での初勝利を挙げた富山グラウジーズだが、前節は秋田ノーザンハピネッツに連敗。GAME1は21個、GAME2は20個とターンオーバーを連発し、相手のディフェンスを突破できなかった。インジュアリーリストに入ったジョシュア・スミスに代わって加わったばかりのノヴァ―・ガドソンがGAME2で33得点と爆発したが、その試合で今度はブライス・ジョンソンが全治8カ月の重傷を負うという不運にも見舞われた。
その中で、特別指定選手の喜志永修斗がデビュー。GAME1で初得点を挙げると、GAME2では秋田のディフェンスをかいくぐってターンオーバーが0個、ガードながら5リバウンドを奪ってみせた。琉球相手にも臆することなくプレーし、打開策を見いだせないチーム状況にあって希望の星となれるか。
文=吉川哲彦
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