新潟vs宇都宮|新潟は復刻ユニフォームで連敗ストップを目指す…宇都宮はジェレットに期待
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第21節
新潟アルビレックスBB vs 宇都宮ブレックス
前節、アルバルク東京に敗れて3連敗を喫した新潟アルビレックスBB。だが、十分に意地も見せた。79-90で敗れたGAME1では第3クォーターで29-27と互角に打ち合い、63-67で惜敗したGAME2ではディフェンスを機能させて後半途中まで競り合った。コフィ・コーバーンは2戦合計で48得点の活躍を見せ、チームでターンオーバーを10個以下に抑えた健闘もうかがえる。
ただ、40分間とおしての試合運びには、課題を残す。GAME2では第3クォーターにミスが重なり、ディフェンスではピック&ロールの対応へ後手に回った。今節の宇都宮ブレックスもディフェンスが固く、比江島慎が起点となる難敵だ。木村圭吾といったガード陣と、コーバーンなどインサイド陣が連動する防御を求められる。チームの前身となる大和証券時代の復刻ユニフォームを着て、連敗ストップを目指す。
対する宇都宮は前節、広島ドラゴンフライズ戦を1勝1敗として勝率5割を維持。GAME1は相手のプレッシャーに苦しんで66-72で敗れたが、GAME2を81-73で制した。アイザック・フォトゥ、ジョシュ・スコットがゴール下で奮闘し、比江島は3戦連続の2ケタ得点をマーク。とりわけ、第3クォーターに鵤誠司の好守などから、たたみ掛けて最大16点差に広げた攻防は光った。宇都宮にとって80得点超えの試合は4戦ぶり。いまだリーグワーストの平均得点であるが、ディフェンスのいい広島に対して機能した攻撃は収穫になっただろう。アウェーに乗り込む新潟戦では、さらに磨いていきたい。直近3戦で1ケタ得点のグラント・ジェレットがコンスタントに2ケタ得点を記録できれば、17勝17敗からの貯金生活を引き寄せられそうだ。
文=大橋裕之
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