富山vs秋田|前節連敗を止めた富山…好調な秋田の古川孝敏をホームで抑えることができるか
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第20節
富山グラウジーズ vs 秋田ノーザンハピネッツ
富山グラウジーズは前節、仙台89ERSとのGAME1を75-73で制して連敗を6で止めた。31得点のブライス・ジョンソンがチームをけん引し、ファイ サンバが土壇場で決勝点をマーク。GAME2は77-81で敗れたが、終盤の追い上げで延長戦まで持ち込んだ。2連勝こそ逃したが、飴谷由毅、上田隼輔の好守や16得点の野崎由之といった若手の躍動は頼もしい。
高岡大輔 HC代行体制でつかんだ初勝利を持って、今節もホームで秋田ノーザンハピネッツと戦う。とりわけ抑えたいのが、リーグ4位の成功率を誇る3ポイントシュートだろう。40分間、強度の高い防御を貫けるか。前節2戦合計で49得点の古川孝敏を勢いづかせないよう、マッチアップが予想される飴谷や、ベテラン・水戸健史のディフェンスはポイントになりそうだ。
対する秋田は前節、大阪エヴェッサと1勝1敗の痛み分け。古川の活躍が光る中、GAME1はチームで2ケタのターンオーバーを誘って23得点に結びつけた他、スタントン・キッドが20得点、スティーブ・ザックも得点とリバウンドでダブルダブルを記録した。しかしGAME2はリバウンド争いで劣勢となり、ザックが終盤にファウルアウト。3Pシュートも決め手に欠き、79-83で競り負けた。
今節の富山はジョンソンやジョシュア・スミスを筆頭に、インサイド陣が強烈。小野龍猛や帰化選手のサンバも含めて長身選手がそろうだけに、秋田はリバウンドを死守できるか。キッド、ザックはファウルトラブルに警戒しつつ、中山拓哉らガード陣も球際でハッスルしたい。16勝16敗からの貯金生活を目指して、アウェーに乗り込む。
文=大橋裕之
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