北海道vs川崎|連敗脱出を目指す北海道…ラモスのディフェンスで川崎撃破なるか
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第20節
レバンガ北海道 vs 川崎ブレイブサンダース
年が明けて以降4連敗中だったレバンガ北海道は、前節の横浜ビー・コルセアーズ戦も第1戦が98失点、第2戦が99失点と相手の猛攻を止める術を持たず、これで前月から数えて8連敗となった。リーグ7位の1試合平均得点を誇るオフェンスは第1戦が82得点、第2戦が77得点とまずまずだっただけに、前節もディフェンス面の課題を克服できなかったのが悩みどころ。8連敗中の1試合平均93.5失点は、早急に改善が必要だ。
中地区首位を走ってきた川崎ブレイブサンダースは、琉球ゴールデンキングスをホームに迎えた前節第1戦に敗戦。第4クォーター残り0.6秒に同点3ポイントシュートを決められると、延長では相手の勢いに圧されて18失点を喫した。この時点で地区首位の座を横浜ビー・コルセアーズに明け渡すこととなったが、第2戦は長谷川技の4本の効果的な3ポイントシュートで接戦を制し、1ゲーム差を堅持。今節は地区首位奪還を狙う。
川崎はこのところ外国籍選手3人とニック・ファジーカスに得点が偏る傾向があり、北海道としてはそのバランスの悪さに上手くつけ入りたい。3ポイントシューターのマット・ジャニングが調子を上げているのが難しいところだが、第6節を最後に欠場していたドワイト・ラモスが前節復帰。そのディフェンス力も活用し、川崎の3ポイントシュート攻勢を抑えることができれば、勝機は広がってくる。東地区最下位からの逆襲を図る上でも、ラモスの働きは重要だ。
文=吉川哲彦
関連リンク