茨城vs名古屋D|西地区上位の名古屋Dに挑む茨城…防御面で前節の反省を活かしたい
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第19節
茨城ロボッツ vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
前々節に群馬クレインサンダーズを破った茨城ロボッツは、前節もリーグ最高勝率の千葉ジェッツに善戦した。第3クォーターまでの8点ビハインドが響く形で黒星となったが、第4クォーターはエリック・ジェイコブセンと平尾充庸、中村功平が果敢に攻めて33得点を積み重ねただけに、ひっくり返すチャンスも十分にあった。同時に34失点を喫したディフェンス面の課題が、改めて浮き彫りになったということも言えるだろう。
西地区首位に3ゲーム差、2位に2ゲーム差をつけられていた名古屋ダイヤモンドドルフィンズだが、前節は2位の島根スサノオマジックとの直接対決を制し、その差を1つ縮めた。勝因は第3クォーターを9失点にとどめたディフェンス。第4クォーターの29失点は反省の必要があるとはいえ、ディフェンスで先に主導権を握ったことが勝利に結びついた。成功率リーグトップの3ポイントシュートが不発でも勝ちきれたことは大きく、対戦成績でも2勝1敗と一歩前に出たのは今後につながるだろう。
第16節に消化したばかりの島根戦をはじめ、健闘した試合もあったとはいえ、茨城はここまで西地区に対して2勝6敗と黒星が先行している。オフェンス力のあるチームが上位に居並ぶ西地区との対戦では、カギとなるのはやはりディフェンス。警戒しなければならないのはやはり3ポイントシュートであり、その意味でも前節の千葉J戦の教訓を活かせるかどうかが問われることになるだろう。
文=吉川哲彦
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